第一幕その五
[8]前話 [2]次話
「皆で船に乗って」
「そうしてですね」
「海に出るよ、今回は潜水艦ではないよ」
「海の中には入られないですね」
「そして入ることもないよ」
「そうですか」
「そう、そしてね」
そうしてというのです。
「島から島にね」
「進んでいくんですね」
「そうしていくから」
だからだというのです。
「楽しみにしておいてね」
「わかりました」
恵梨香はまた五人を代表して答えました。
「それじゃあこのままですね」
「カドリングを進んでいこうね」
「そしてまずはリンキティンク王のお国に入るんですね」
「そうなるよ」
「オズの国は海も不思議な場所だから」
トロットはにこにことしています。
「私も行くのが楽しみよ」
「行く度に新発見があるのだからね」
それでと言う教授でした。
「素晴らしい場所だよ」
「そうだね、それとね」
ここで言ったのはモジャボロでした。
「面白い人達もいるからね」
「そこもオズの国ならではですね」
「その人達にも会いに行こうね」
「そうさせてもらいます」
是非にと言ってです、そしてでした。
皆でカドリングの国に入りました、そこで丁度お昼になった時にです。トロットは皆に対して笑顔で言いました。
「お昼になったからね」
「はい、今からですね」
「お昼ご飯ですね」
「皆で食べる」
「そうしますね」
「そうしましょう、今日のお昼は」
それは何かといいますと。
「スクランブルエッグとベーコンとソーセージ、ハムにパンにサラダよ」
「アメリカンだね」
モジャボロはそのメニューを聞いて言いました。
「その感じにするんだね」
「そう、今のアメリカのお料理よ」
「全体的に朝食の感じだね」
「お昼だけれど」
トロットはモジャボロににこりと笑ってお話しました。
「それもいいかなって思ってね」
「そのメニューにするんだね」
「どうかしら」
「いいと思うよ」
笑顔で、です。モジャボロはトロットに答えました。
「じゃあね」
「今日のお昼はそのメニューでいいわね」
「楽しみだよ、それで飲みものは何かな」
「ミルクを出すつもりよ」
飲みものはそちらだというのです。
「デザートはフルーツを一杯出すし」
「そちらも美味しそうだね」
「皆で沢山食べて」
「楽しむことだね」
「十時にお茶を飲んだけれど」
午前のティータイムです。
「それでもね」
「お昼にはだね」
「沢山食べましょう」
「十時は小休止だね」
「基本水分補給のね」
お茶を飲んでそうするのです。
「それでよ」
「ベーコンやスクランブルエッグを食べて」
「お昼にしましょう」
「そのベーコンですけれど」
恵梨香がトロットに尋ねました。
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ