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オズのキャプテン船長
第一幕その四

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「じゃあ丁度ですね」
「今からね」
 船長が恵梨香に応えました。
「行こうね」
「それじゃあね」
「うん、今からね」
 こうお話してでした、皆ででした。
 オズマ達の見送りを受けてでした、王宮を出ました。そしてまず行くところは何処なのかといいますと。
「まずはリンキティンク王の国に行くよ」
「あの人のお国ですか」
「あそこに行ってね」
 そしてとです、船長が恵梨香に答えます。
「船を借りてね」
「そうしてですね」
「島々を巡ろう」
「わかりました」
 恵梨香は船長の言葉に笑顔で応えました。
「まずはあの人のところですね」
「リンキティンク王の国に行くのもだね」
「もうかなり前ですね」
「行ったのはだね」
「本当に」
 まさにというのです。
「前のことです」
「じゃあ行くのは懐かしいかな」
「はい、もう」
「リンキティンク王は今もお元気よ」 
 まさにと言うトロットでした、もう都を出て南に向けて黄色い煉瓦の道を歩いています。左右の草原はまだ緑色です。
「というか元気過ぎるわね」
「あんな調子ですね」
「そう、本当にね」
 まさにというのです。
「賑やかに笑ってるわよ」
「あの人らしくですね」
「そう、あの人の賑やかさはね」
 それこそというのです。
「建材よ」
「そう言われると」
「どうかしら」
「懐かしいですね」
 恵梨香は笑って言いました。
「あの人のことは」
「そうでしょ、だったらね」
「ここは、ですね」
「そう、早くね」
 足を進めてというのです。
「まずはあの人のところに行きましょう」
「わかりました」
 恵梨香は五人を代表して答えました。
「皆でそうしましょう」
「そこまでの道中も楽しむことよ」
 ビリーナは五人の先頭を進んでいます。
「いいわね」
「そうね、まずはね」
「カドリングの国に行ってよ」
「あの国での冒険を楽しむことね」
「そうよ、心からね」
「それがいいわね」
「某家hんは楽しむものよ」
 ビリーナはこの持論も出しました。
「何といってもね」
「楽しくない冒険はない、よね」
「そうも言うわ」
 ビリーナは恵梨香にこうも言いました。
「だからね」
「これからの冒険、カドリングを進むそれもね」
「楽しむわよ、ただね」
「ただ?」
「それはね」
 こうも言ったビリーナでした。
「今回カドリングは入りはするけれど」
「特に寄らないで」
「ほぼ真っすぐにリンキティンク王の国に行ってね」
「海に出るのね」
「そうなるわ、それで船はね」
「リンキティンク王の船を借りるんだ」
 船長が船のお話をしました。
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