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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第038話 7日目・2月06日『最後の敵』
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エアと呼ばれた剣は回転を始めて空気が揺れて暴風が発生しだす。
さすがのアーチャーでもさすがにこれは防げない。
しかし、防げないということもないのだ。
それで投影するものをイメージしようとしたその時だった。

「アーチャー!」

そこに背後の入り口から凛の叫ぶ声が響いてくる。
それによってアーチャーの集中力が途切れる。

「凜ッ!?」
「その隙はもらったぞ! 贋作者(フェイカー)!!」

充填が完了したのだろうギルガメッシュはエアを構えて一気に解き放つ。

天地乖離す(エヌマ)………開闢の星(エリシュ)ッ!!!」

そこからは大気を揺るがす暴風が巻き起こりそれは見事にアーチャーへと直撃したのだろう大きな爆発を引き起こす。
それを見れてギルガメッシュは今度こそ歓喜の叫びをあげる。

「ハハハハハハハハハハハ…!! 見たか、我がエアの威力を!!」

ギルガメッシュはしきりに笑い声を上げていた。
しかししばらく経過し煙が晴れるとそこにはアーチャーの前に立つセイバーが“とある鞘”を掲げてアーチャーともども守っていた。

「なにぃ!?」

さすがのギルガメッシュもこの展開には脳が追い付かないのかまたしてもその表情を驚愕に歪める。
そう、セイバーが掲げている鞘の真名は『全て遠き理想郷(アヴァロン)』…志郎の体の中にあったはずのアーサー王の鞘であったのだ。



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