暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica49王、集う〜Belkan K?nig〜
[7/8]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
いう返事を背に聞く。
「リアンシェルト。お前との闘いは・・・」
いつがいいだろう。早い方がいいのだが、それははやて達との永遠の別れを意味する。2万年近く待ち望んでいた“界律の守護神テスタメント”から、“神意の玉座”からの解放。しかしいざとなって、こうして躊躇してしまっている。
「死にたいのであればいつでもどうぞ」
「っ!・・・くっ」
『マイスター・・・』
リアンシェルトがヴィヴィオの側に控えるように付き、一緒に仕掛けがないかを探し始めた。そして俺も改めてスイッチを探す。
『あ、マスター。キュンナがミッドから居なくなったよ!(゚Д゚)』
ライシエルから時間切れを知らせる報告が上がったとほぼ同時、「あった、見つけた!」ジークが声を上げた。バッとそちらへ振り向けば、祭壇ではなくその奥、聖王のステンドグラスにジークが腕を突っ込んでいた。
「ステンドグラスではないのね・・・!」
「立体映像で、隠し通路を隠していたんですね・・・」
『マイスター。祭壇じゃなかったね』
「・・・そうだな」
俺を先頭にミヤビ、子供たち、そしてリアンシェルトの順でステンドグラスの映像を潜り、隠し通路へと入る。一切の魔法技術が使われておらず、三つ又の燭台に立てられた蝋燭に灯る火が唯一の光源だ。通路の先には螺旋階段があり、縦穴で吹き抜けということもあり、踏み外せば奈落のそこへ真っ逆さまだ。
「フローターで降ります?」
「ライシエル」
『トラップなどは感知できず。魔法を使っても問題ないよ!(≧ω≦)b』
リアンシェルトからの提案に、俺はまず魔力使用による仕掛けが有無をライシエルに確認し、無いと判ったことで「フローター」を人数分発動しようとしたんだが・・・
「あなたは魔力を温存しておいて下さい。フローターは私が発動します」
リアンシェルトがそう言って、人数分のフローターを発動。ヴィヴィオ達やミヤビからの「ありがとうございます」に「どういたしまして」と微笑み返すあの子は、ヴァナヘイムに洗脳される前のあの子を思い起こさせる。
「行くぞ」
飛び降りる順番はこれまでのとおり俺からだ。ゆっくりと降下して、50mほどで最下層に降りられた。石製廊下を進み、両側にスライドする鉄扉を手動で開けると、そこはよく知る機械の部屋。中央にはトランスポートが1基だけ設けられていた。
「ライシエル」
『イエス! 転送履歴と転送先座標の割り出しを開始するよ!((o(>▽<)o))』
トランスポートのシステムにライシエルを潜り込ませ、キュンナとグレゴールの転送履歴を探らせる。
『第2無人世界セラタプラの兵器実験施設の転送室に座標固定!o(^^o)(o^^)o』
10秒としないうちに
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ