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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica49王、集う〜Belkan K?nig〜
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で、自分たちの会話など聞かれていない、と高を括ったのがミスだったな。
――ミッド東部はバース地区の隠れ家へ向かい、そこの転送装置より第2無人世界セラタプラの兵器実験施設へ向かいましょう――
(俺を侮ったな、グレゴール)
ステガノグラフィアからもたらされた情報の確認、つまりキュンナとグレゴールを逮捕するため、俺は施設内の調査を行うために派遣されてきた局と騎士団の混成部隊に、今持ちうる情報すべてを渡し・・・
「本当に良いのか、ミヤビ? 君とて疲れているだろ?」
「いいえ、ルシル副隊長! 今は体を動かしたいのです! それに、私の回復力はご存知でしょう? 騎士プラダマンテとの戦闘で負ったダメージもすでに全快です!」
派遣されてきた騎士団の調査隊の中にミヤビが居たのには驚いた。そんなミヤビが、キュンナとグレゴールの逮捕に同行することになった。
『じゃあミヤビ。よろしくね!』
「はい。アイリ先輩!」
で、このミッド北部の、さらに北の北に位置する島から東部へ向かう手段だが・・・。
「ミヤビ、背をこっちに向けてくれ。君を抱きかかえて空を飛ぶ」
「ふえ!? え、いや、その・・・私、重いですから・・・あの・・・」
顔を赤くしてもじもじするミヤビ。変身魔法を解いて155cmの身長に戻っている俺を見下ろす175cmという高身長の彼女に、「じゃあ背負おうか?」と提案する。
「あの、それでは胸が・・・」
巨乳と言うほどではないが、しっかりと大きな膨らみを持つミヤビの胸に視線を向けると、アイリから『マイスターのエッチ』という怒りの含まれた言葉が。
「『怒られるほどいやらしい目つきで見てないだろ・・・』じゃあリクエストはあるか?」
「っ!・・・あの、へ、変な意味はないですけど! お、お姫様抱っこ・・・とか! ご、ごめんなさい! 私、こんな大きい体ですから、憧れはしても現実では叶いっこないって! こ、この機会に一度でいいですから、お姫様抱っこというのを経験してみたく! あ、あくまで個人的なお願いですから! こ、断っていただいて結構です!」
顔を真っ赤にして涙目になっているミヤビの様子に、俺は変身魔法を発動して180cmオーバーの身長になり、「じゃあちょっと失礼するよ?」ミヤビの肩と膝裏に手を回して、横抱きに抱え上げてやる。
「ひゃわ!?」
『初めてのお姫様抱っこ、どんな感じ?』
「えっ!? えっと・・・嬉しいやら気恥ずかしいやら、です。でも・・・やっぱり嬉しいです。私のような巨女を恋人にしようなんていう男性もいないでしょうし、お姫様抱っこをしようという考えも出ないでしょうし・・・。あっ、重くないですか!?」
「軽い軽い。女の子ひとり横抱きに抱え上げられないほど弱くはな
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