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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica49王、集う〜Belkan K?nig〜
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席を外します」わたし達に一言断ってから部屋を出て行った。
「ふわぁ。さすがにもう眠くなりますね・・・」
「もう0時過ぎてっからな〜」
「それに昼間も大変だったからね」
「ファビアやね。いろいろあったけど、ウチとしてはええ日やったよ? ご先祖様の事をたくさん知れたからな〜」
「あの子の魔女術はもう懲り懲りですわ」
あくびをするエルスさん達に「リアンシェルト少将に、もう休むと伝えましょうか・・・?」わたしは聞いてみた。宿舎の寝室は3人1部屋なんだけど、リアンシェルト少将の護衛の下でここに居るから、複数の部屋に分かれるなんていう護衛がし辛くなるようなことを相談なしでしていいわけない。
(狙われてるのがわたしとフォルセティとイクスの3人としても、どこの部屋にわたし達が居るか判らない以上、他の部屋に誰か侵入してくるかもしれない。それはきっと危ない事だ)
そう判断しての提案をしたところで、「お待たせしました」リアンシェルト少将が戻ってきたから、「あの・・・」そろそろ休みますってことを伝えようとした。
「朗報です。最後の大隊の壊滅に成功したと連絡が地上部隊、聖王教会のマリアンネ聖下より入ったそうです。大隊の中核メンバーである騎士団員キュンナ・フリーディッヒローゼンバッハ、そしてグレゴール・ベッケンバウワーの両名は逃走中ですが、ルシリオン調査官とミヤビ・キジョウ陸曹の2人が、逃走先と思われる場所に先回りするとのことです」
リアンシェルト少将の口から聞かされた最後の大隊のメンバーの名前に、わたし達みんなが「っ!」ハッとした。
「フリーディッヒローゼンバッハってさ、イリュリアの王族の名前だろ?」
「テウタって女王と、キュンナって騎士もそっくりだったし」
「グレゴール・ベッケンバウワーも、クラウスを斃したイリュリアの騎士団長だね・・・」
「いやでも、古代ベルカから何百年って経ってるやろ? そこまで長生き出来るん?」
「グレゴールに関しては出来ると思うわ。彼は当時から不老不死の体を持ち、イリュリア戦争後は行方を晦ませていたそうなの。今日まで生き残っていても不思議ではないわ」
みんなの視線がアインハルトさんに向かう。イクスの家で見せてもらったアインハルトさんが受け継いだクラウス殿下の記憶の中で、クラウス殿下がグレゴールに討たれたシーンを見た。顔を青くしたアインハルトさんは深呼吸をして、「あの・・・!」リアンシェルト少将に向き直った。
「私を、その逃走先という場所に連れて行ってくださいませんか・・・!?」
アインハルトさんのまさかのお願いに「えっ!?」わたし達は耳を疑った。
「危険ですよ? それでも行きますか?」
「見届ける義務があると思うんです。古代ベルカより続く、
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