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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第033話 6日目・2月05日『八人目のサーヴァント』
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紅い瞳をした男がその場にいた。
「貴様は………アーチャーッ!?」
「久しいなセイバー。だが今は十年来の感動の言葉は後にしよう。今は………」
そう言ってアーチャーと呼ばれたサーヴァントはその目に狂気を宿らせて、
「暗殺者ごときが聖杯をその身に宿すか。………愚かな事だ、だが貴様は殺されては聖杯戦争が終わってしまうのでな」
そう言いつつアーチャーはその手になにやら液体が入っている瓶を取り出してアサシンの仮面を剥いで無理やりその液体を飲ませる。
「ぐっ!? なにを、飲ませた………?」
「なぁに………貴様の体だけを溶かす液体だ。中々高価な代物なのだぞ。存分に味わうがよい」
「ギャグァ………アガガガガッ!!!?」
次第にアサシンの体が解けていき数秒後にはその場には黄金の杯しか残されていなかった………。
「これでよい………次は貴様だ狂犬」
次はバーサーカーを見る。
バーサーカーは体のあちこちが消滅している中でなお鎖を解こうともがいていた。
「■■■ッ、■■■ーーーッ!!!!」
「………バーサーカーのクラスでなお主を思うその姿には称賛の言葉を贈りたいところだが、貴様ももう用済みだ。よって楽に死なせてやろう」
次の瞬間、バーサーカーの頭上の空間が歪みそこから様々な剣が出現してバーサーカーへと降り注いだ。
何度も体を貫かれるバーサーカー。
だがそれでもアーチャーへと震える手を伸ばしあと少しという所までの奇跡的な行動を起こす。
「………流石は神代の半神。だが、もう終われ」
そう言ってより一層空間が歪みもう目視では確認できない程に剣が降り注いでついにはバーサーカーは消滅した。
それを戦慄の表情で見ている事しかできないでいたセイバーと、そこに遅れてやってきたアーチャーとキャスターが姿を現す。
「これは………セイバー。これは一体どういう状況だ?」
「志郎様!」
「ほう………残りのサーヴァントも出現したと思えば“
贋作者
(
フェイカー
)
”もいるとは。その存在、汚らわしいな。疾く首を刎ねよ」
アーチャーと呼ばれた男が
アーチャー
(
エミヤ
)
に敵意を剥き出しにして背後の空間を歪める。
その光景を見てアーチャーは過去の記録を呼び起こされたのか、
「ほう………そうだったな。この世界には貴様もいたのだったな。英雄王ギルガメッシュ!」
「我の名を知っているとは………
贋作者
(
フェイカー
)
にしてはなかなか出来るようだな」
瞬間、ギルガメッシュと呼ばれた黄金のサーヴァントは、「では挨拶代わりだ」と言って様々な剣を射出してくる。
だがアーチャーも負けじと同数の剣を投影してすべてをはじき返す。
それにほんの少しだが驚いたのだろうギルガメッシュはその口を弧に歪める。
「我の宝を真似ると
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