ターン14 鉄砲水と手札の天使
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も兼ね備えているものの、反面その効果を発動するターンには融合モンスターしかエクストラデッキから特殊召喚できないという重い制約を持つからだ。
そして主の声なき声に竜魔導の守護者が応え、手にした槍を床に突き立てる。するとその地点を中心とした魔導陣が展開され、中心から1枚のカードが浮かび上がり少女の手元にそっと届けられた。それを見て、今度は清明がその行為を誰に聞かせるともなく代弁する。
「竜魔導の守護者の効果で手札を1枚捨てて、デッキから融合かフュージョンの魔法カードをサーチした、ってわけね。それで、選ばれたのは簡易融合と」
「……!」
サーチ後にすぐさま発動された簡易融合のカードは、融合召喚に必要な下準備をすべて省き融合召喚を行うことができる代わりに発動時に1000のライフコストが必要となる。いきなり初期ライフの4分の1もの数値をためらいなく支払ってまで呼び出されたのは、オレンジ色のドラゴンとその上にまたがるトカゲの戦士だった。
儚無みずき LP4000→3000
ドラゴンに乗るワイバーン 攻1700
「……」
仕上げとばかりに発動される永続魔法、補給部隊。そこでターンを終えたらしく、エンドフェイズを迎えたドラゴンに乗るワイバーンは簡易融合のデメリットによって破壊される……だがその破壊をトリガーとして補給部隊の効果が発動し、すぐさま少女はその損失を取り戻す1枚のカードをドローする。同時に、墓地から角と鱗の生えた龍の仙人のようなモンスターが座禅を組んだ姿勢のまま浮かび上がる。
霊廟の守護者 守2100
「簡易融合の自壊を逆手にとって補給部隊だけじゃなく、墓地から霊廟の守護者まで蘇生したか。ありゃ確か、自分のドラゴン族が戦闘か効果で墓地に送られるたびに何回でも出てくる奴だったな。随分面倒な壁を初手に引かれたもんだ」
「だとしても、僕のやることは変わらないね。壁が何回でも出てくるなら、何回だって食い破ってやるまでさ。僕のターン、ドロー!さあ来い、水精鱗−ネレイアビス!そして僕のフィールドに水属性モンスターが存在することで、サイレント・アングラーを手札から特殊召喚……そしてこの特殊召喚をトリガーに速攻魔法、地獄の暴走召喚を発動!攻撃力1500以下のモンスター1体の特殊召喚をトリガーに、デッキからさらに2体のアングラーを攻撃表示で特殊召喚。ただしこの時に相手もモンスター1体を選択して、可能な限り手札、デッキ、墓地から同名カードを特殊召喚できる」
水精鱗−ネレイアビス 攻1200
サイレント・アングラー 守1400
サイレント・アングラー 攻800
サイレント・アングラー 攻800
「……」
霊廟の守護者と、竜魔導の守護者。2体の守
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