第36話
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。」
そしてアルベリヒは驚愕の事実を口にした!
「…………馬鹿な…………」
「それが…………ミリアムたちが造られた…………?」
オズボーン宰相達とオリヴァルト皇子達の対峙が始まった事で一時戦闘を中断し、話を聞いていたユーシスは信じられない表情で呟き、エリオットは不安そうな表情で呟き
「…………因果な話だぜ。」
「……………………」
レクター少佐は重々しい様子を纏って呟き、クレア少佐は辛そうな表情で黙り込んでいた。
「予想の斜め上…………いや、斜め下だったようだね。」
「…………どうしてそんな事ができるんですか…………?貴方だって…………大切な家族がいるはずなんじゃないですか!?そんな非道なこと、どれだけアリサちゃんが――――――」
アンゼリカは厳しい表情でアルベリヒを睨み、トワは悲痛そうな表情で問いかけた。
「”それ”は仮初の”私”だ。今の私は地精の長にして”黒の工房”の統括者―――――人としての生を捨て、使命を受け継ぎ、大いなる悲願を果たす存在。――――――そして偉大なる主に仕える下僕でしかない。そのために”私”は、あらゆる技術を集め、Ozにフィードバックし続けてきた…………!時にクロスベルの錬金術師から人造人間の技術を盗みながら!時に暗黒時代の魔導師どもに魔煌兵の技術を与えて発展させながら!時に超一流の猟兵どもに武器を渡し、その戦闘データを取り込み…………!時に結社の十三工房に参画し、エプスタインの高弟にも取り入り…………!――――――時に大陸最大の重工業メーカー、ラインフォルトの力を利用しながら!」
「父…………様…………」
「お嬢様…………」
アルベリヒが語った今までのアルベリヒ自身を耳にしてしまって愕然とするアリサをシャロンは辛そうな表情で見つめた。
同時刻、帝都中央駅前――――――
一方その頃、”黒キ星杯”の出現と共に帝都中に幻獣や魔煌兵、そして”騎神”の”最後の試し”に現れた”巨大な影”に似た存在が現れた事で帝都が混乱に陥っている中、混乱に乗じて帝都に潜入したヴァイスラント決起軍は幻獣達を退治していた。
「…………フン、キリが無いな。」
「ええ…………恐らく儀式が続く限りは。」
ヘクトルを操縦するウォレス准将と共に自身の愛機である黄金のシュピーゲルを操作して”巨大な影”を滅したオーレリア将軍は鼻を鳴らし、オーレリア将軍の言葉に頷いたウォレス准将は周囲の警戒を再開した。
「お二方――――!」
するとその時アッシュを回収して両腕にアッシュを寝かせている決起軍の機甲兵が背後にいる二体の機甲兵と共にオーレリア将軍達に近づいた。
「フッ…………義理は果たしたか。ここでの目的は果たした――――――撤収するぞ!」
「イエス・マイロード!」
アッシュの回収を
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