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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第35話
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上げ、オリヴァルト皇子は激励の言葉を送った後アリサ達と共にマクバーンとカンパネルラを通り過ぎて先を急ぎ始めた。

「そう簡単にはいかせないよ――――――」
それを見たカンパネルラはオリヴァルト皇子達の行動を妨害しようとしたが
「させないわよ!」
クロチルダが発動した魔術によってカンパネルラとマクバーンは足元から現れた茨によって封じ込められた。
「やれやれ…………脱退したとはいえ、さすがは”蛇の使徒”だね。」
「クク、愉しませてもらうぜ――――――!」
クロチルダによって動きが封じられ、オリヴァルト皇子達が先に進むのを見送ったカンパネルラは溜息を吐き、マクバーンは不敵な笑みを浮かべた後それぞれを拘束していた茨を消滅させてアルゼイド子爵達との戦闘を開始した!

マクバーン達の相手をアルゼイド子爵達に任せて先を進み続けたオリヴァルト皇子達だったが、ある程度進むと今度はルトガー、ジークフリード、シャロン、シャーリィが待ち構えていた為、次に足止めするメンバーを決めた後ルトガー達の所に向かい、ルトガー達と対峙した。


「”千の武器を持つ魔人”かぁ。”テスタロッサ”、これの由来になっただけはあるね。」
「厳密に言やぁどっちも”工房製”になるんじゃねえか?ま、いい得物なら由来は何だっていいんだが。」
黒き聖獣の近くに待機し、霊力を集束しているテスタ=ロッサを見て呟いたシャーリィにルトガーが指摘した。
「へ〜、話には聞いていたけど、まさか君もいたなんてね〜!おっきくなったねぇ、西風の妖精(シルフィード)!」
「――――――久しぶりだな、フィー。」
そしてアリサ達に視線を向けたシャーリィは興味ありげな表情をし、ルトガーは懐かしそうな表情でフィーに話しかけた。

「団長…………”不死者”として甦った事を今まで黙っていた事には言いたい事もあるけど、まさか”血染め”と気が合ってるなんてね。」
「…………まさか宿敵同士の猟兵団が手を組むなんてね。」
フィーはジト目で、サラは真剣な表情でルトガーとシャーリィに話しかけ
「うーん、最初は本気でやり合うつもりだったんだけど。」
「ま、内戦を終わらせたお前さんたち相手に流石に気は抜けねぇからな。それなりのメンツで迎えさせてもらったぜ。」
話しかけられたシャーリィは苦笑し、ルトガーは不敵な笑みを浮かべた。

「…………上等。」
「それなりどころじゃない気がするんだが…………」
「うん…………残りの二人にしたって…………」
「…………そうだね。」
「……………………」
ルトガーの言葉にフィーは表情を引き締め、マキアスとエリオットは不安そうな表情で呟き、二人の言葉にアンゼリカは重々しい様子を纏って頷き、トワは辛そうな表情でジークフリードに視線を向けた。

「シャロン、
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