第百六十四話
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第百六十四話 食べてみて
華奈子と美奈子は二人でプルーンを食べてみた、二人共一口ずつ食べてから母親に対してこう言った。
「うん、これはね」
「美味しいわ」
二人で母に言った。
「甘いしね」
「何個でも食べられそうね」
「そうでしょ、美味しくて」
見れば母も食べている、そうしながらの言葉だ。
「健康にもいいから」
「だからなのね」
「今日はプルーンを出してくれたのね」
「実は苺も考えたの」
二人の好物の一つである。
「けれどね」
「プルーンにしたの」
「こちらに」
「今日スーパーでこっちの方が安かったから」
母は娘達に笑って話した。
「それでね」
「理由は簡単ね」
「そうね」
二人は母のその返事に笑って返した。
「確かに安いとね」
「そちらにいくわね」
「それにあんた達まだ食べてないでしょ」
このこともあったというのだ。
「おまけに身体にもいいから」
「それでなのね」
「今日はプルーンで」
「そうよ、それで買ったけれど美味しかったら」
二人がそう感じたならというのだ。
「また買って来るわね」
「ええ、お願いするわ」
「本当に美味しいし」
「干したりジャムにしても食べるから」
母は今度はプルーンの食べ方の話もした。
「そっちも今度ね」
「ええ、おやつにね」
「食べさせてくれるのね」
「そうさせてもらうわ、お母さんも久し振りに食べたけれど」
母はこうも言った。
「美味しいわね、本当に」
「こうした果物もあるなんてね」
「面白いわね」
「そうね、あんた達にはよく果物を買うけれど」
二人の好物だからだ。
「これからはプルーンもね」
「今度食べる時も楽しみにしてるわ」
「私もよ」
華奈子も美奈子も笑顔だった、そうして二人はプルーンを食べ終えた後で牛乳を飲んでおやつを終えたのだった。
第百六十四話 完
2019・5・30
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