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原作(オリジナル)の主人公、略してオリ主
第08話 高町なのは最初の挨拶 前編なの(高町なのは@6歳)
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(後日のアリサ嬢の言)
そして、ハッと素晴らしい言葉《アイディア》が閃いたような顔をするなのはさん。一体何を仰るつもりなのだろうか?


「な、なのははアリサちゃんとお友達になりたいの。アリサちゃん、なのはとお友達になってください!」


目に涙を浮かべ、プルプルと体を震わせながら真っ赤な顔で唐突にそう言い放ったなのはさん。さながら、愛の告白である。
本人的にははやてちゃんの時のO☆MO☆RA☆SHIメモリーが半ばトラウマと化しているので、ただ単に必死なだけなのだが・・・
ともあれ、そんななのはさんの大胆極まりないアプローチに、アリサ嬢のツンとした澄まし顔は0コンマ1秒と保たずに崩壊させられた。
小学一年生のポーカーフェイスなぞ、所詮そんなもんである。


「んなっ、なっ、なっ、あ、あんた、いきなり何を言ってるのよ!
 じょ、状況を考えなさいよ!!」


荒々しく席を立ち、テンプレ的ツンデレ回答をするアリサ。素直になれないのもわかるが、お前が素直にならないとヤバイ状況だと気付いて欲しい。
既になのはの涙目に気付いた周囲の席の子らはキョドり始めたり、担任へSOS信号(・・・ ― ― ― ・・・)を送り始めたりしている。寺カオス。
そして大山教師は可愛い小動物を見守るような目でニコニコ《あらあらウフフ》していた。こんな担任で大丈夫か?


「だ、駄目なの?」


最早なのはの涙腺は決壊寸前。しかし、決壊寸前ということはまだ決壊してないということである。
明らかに、はやての時より我慢強くなっているなのはさん。なのはさんも日々成長しているのだ。


「べっ、別に駄目なんて言ってないでしょ!
 ・・・あ、あんたがどうしても友達になりたいみたいだから友達になってあげるわよ!!
 感謝しなさいよね。ふ、ふ、ふん。」


そして近年稀に見る超絶的上から目線でなのはの友達オファーを受諾するアリサ。
しかし、誰から見ても――涙をこらえるのに必死だったなのはから見てすら――凄まじく嬉しそうな表情を浮かべているのだが、アリサ本人はポーカーフェイス(笑)を保っているつもりである。
最後に吐いた悪態も、悪態というより鼻歌のような何かにしか聞こえなかったのだが、知らぬは当人ばかりなり。
ともあれ、そんな真っ直ぐな反応を見てなのはさんが喜ばないわけがない。


「あっ・・・うん・・・・・・うん!よろしくね!アリサちゃん!!」


満面の笑みで、なのはさんはアリサにそう返した。ついでに涙も少し溢れていたが、これは嬉し涙だからセーフである。
そんななのはさんのエンジェルスマイルに直撃されたアリサは耳まで真っ赤になり、机にダイブして顔を隠した。ツンデレ級航空母艦アリサ、轟沈。
実に微笑ましく、感動的な一連の
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