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【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第032話 6日目・2月05日『妄想心音』
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び出されたのか分からないがイリヤの前にバーサーカーの姿が出現する。

「■■■■■■ーーーーーーーッ!!!!」

バーサーカーはイリヤに意思に呼応しているのだろう高らかに叫びを上げて斧のような大剣を構える。

「姉さん!?」
「シロ! 構えて! 私達姉妹の語らいを邪魔する無粋な奴がいるみたいよ!」
「イリヤスフィールも感じましたか!」

それでセイバーも一瞬にして武装をしてその手に風王結界(インビジブル・エア)の風の加護を纏わせたエクスカリバーを構える。

「リンも早くアーチャーを呼びなさい! ッ! いって! バーサーカー!!」

凛にサーヴァントを呼べと言いながらもイリヤは敵の場所がわかったのだろう、一番でかい木をバーサーカーに命じて切断させる。
瞬間、木の上にいたのだろう黒い影が飛び跳ねる。
少し離れた場所に着地したそいつは黒いマントに骸骨の仮面をつけたサーヴァントだった。

「………あなた、アサシンね」
「ククク………いかにも。しかしよくぞ気が付いた。称賛してやろう」
「それはどーも。それじゃ私達の語らいを邪魔してくれたお詫びに………殺してあげる! やっちゃって! バーサーカー!!」
「■■■■■■ーーーーーーーッ!!!!」

イリヤの命令によってバーサーカーの目が光りその手に持つ斧剣を振り上げて、思い切り振り下ろす。
瞬間、爆発が発生し地面を一直線に砕いていく衝撃波を発生させた。
それはものの見事にアサシンへと向かっていき、そして着弾して大きな爆発を見せる。

「ふんっ! やっぱりアサシンなんてこの程度ね。わたしのバーサーカーは最強なんだから!」
「やっぱりすごい………」
「そうね」

志郎と凛はその台風のような暴威にただただ驚きの声を上げる事しかできないでいた。
しかしそこで未だに直感のスキルで胸騒ぎが収まらないセイバーは、

「イリヤスフィール! 油断は禁物です! まだ奴は生きています!」
「えっ!?」

セイバーの叫びにイリヤは、そして全員アサシンのいた方向へと目を向ける。
そこには手をだらんと垂らして無傷のアサシンの姿があり、一歩また一歩とこちらへと歩を進めてきた。

「な、なにあいつ!?」
「くっ! 手加減はいたしません!」

そう言って今度はセイバーが剣を構えて風を貯めていく。そして、

「喰らいなさい! 風王鉄槌(ストライク・エア)!!」

圧迫した風が衝撃波となりアサシンへと迫っていく。
しかしそこで衝撃の光景を目のあたりにする。
セイバーの放った風王鉄槌(ストライク・エア)に向かってアサシンは走りこんできたのだ。
その自殺行為に全員は目をむいた。
だが次の瞬間、風王鉄槌(ストライク・エア)は確かに直撃したはずなのにアサシンの
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