第七千九百四十八話 山の中にいる狼は
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第七千九百四十八話 山の中にいる狼は
今も奈良県と和歌山県の境や九州の一部にいると言われていますが日本にもかつては狼が棲息していました。
そのニホンオオカミの剥製を見てエストニアは日本に言いました。
「僕には今も野生の狼がいまして」
「それで、ですね」
「はい、狼を見る機会もありますが」
このことから日本にお話します。
「僕のところの狼より小さいですね」
「私は長い間気付きませんでした」
ニホンオオカミの体格についてです。
「小さかったのですね」
「何か他の狼と骨格も違う気がします」
実はニホンオオカミは他の狼と色々違いました。
「かなり独特な狼だったのですね」
「そのことも長い間気付きませんでした」
「何はともあれです」
エストニアはさらに言いました。
「小さな狼ですね」
「山の中にいたからでしょうか」
「だからでしょうか」
ニホンオオカミが小さかったことはというのです。
実はニホンオオカミは小型の狼でした、そしてこのことは今も棲息している日本の動物達も同じなのです。
第七千九百四十八話 完
2019・8・16
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