暁 〜小説投稿サイト〜
【完結】Fate/stay night -錬鉄の絆-
第030話 6日目・2月05日『迷走する思い』
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
のは志郎とアーチャーにとっては良かったのかわからない状況である。
セイバーにとっては見ていて切ないと感じてしまっている。
そして状況が分からずまたしても意外な姿を見せられた桜達は何が起こっているんだ………?という想いであった。

「あ、そうでした。サクラ、少しよろしいですか?」
「あ、はい。なんでしょうか、アルトリアさん?」
「先程キャスターから言伝をもらったのですが一時的にとはいえサクラは聖杯と繋がっていた。
ですからもうキャスターの宝具で繋がりは絶ちましたが一応異常はないか確認をしたいという事ですので後でキャスターの元へと行ってください。部屋は分かりますね?」
「はい、わかりました。それじゃ後で向かいますね」

それで話は終わった。
それから志郎は数日間は学校がお休みだという事で桜や慎二といった客人も増えたためにセイバーと一緒に食料の買い出しをしてくるといって食事後に家を出て行った。
………ちなみに凛はしばし顔が赤かった事をここに記しておく。




商店街で色々と買い出しを済ませた志郎とセイバーは帰り道を歩きながら、

「シロ。その、大丈夫ですか………?」
「うん? 荷物の事?」
「いえ、アーチャーの件に関して………」
「………うん。大丈夫。きっとこの聖杯戦争が終わったら兄さんは消えてしまうと思う。
だから心残りはしてほしくない………だからいいんだ」
「シロは、それで後悔はないのですか………?」

セイバーは真剣な表情になって志郎へと問いかける。
それに志郎は少し黙りこくる。
セイバーの表情は語っていた。後悔だけはしないでください、と。

「わかってるの………でも、今はこの聖杯戦争に集中しないと、だから………」
「そうですか」

それで会話が途切れる。
その場に重たい雰囲気が流れる感じであった。
だが、そんな時に志郎の目に前にとある人が現れる。

「………シロ? どうしたの? どこか苦しそうだよ?」
「イリヤ姉さん………?」

志郎達の前にイリヤの姿があった。



[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ