暁 〜小説投稿サイト〜
魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第二百三十二話
[2/2]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
。本音が解放してくれたら構ってやるよ」
「えっちなの?」
「お前がしたいなら」
「ん、それは今度でいい」
簪とアイデアを出し合った義手機能を一つ一つイメージしていく。
「ますたーと一体化して、心が結びついている。
私はますたーと一心同体。
なのに、すこし、さみしい」
「そうなのか?…」
「うーん…。 やっぱり私は生物なんだなぁって」
「生命と生物の違いか?」
「そう。私は暖かさに飢えてる。心の暖かみは十分。でも体の暖かみは足りない」
「ふーん……そういうもの?」
「むぅ……いっつも皆に抱き締められてるますたーにはわかんないよ」
「返す言葉もない」
それぞれイメージした機能はマネキンのような腕がアクションをしている。
全てのアイデアを具現化し終えれば、後は必要な機構を具体的にして、統合や代用できる機能などが無いか確認する。
唐突に、カプッと耳を噛まれた。
「うゅ?」
「じゃ、私は行くから」
「おう、そうか……………………って待てオイ」
「なぁに?」
「お前それ、俺の体から離れるって意味だよな?」
「そうだよ?」
「頼むから本音が起きるまで……」
「やだ」
しゅわんっ! と橙が光になって消えた。
「…………………………」
気づかない振りをしておこう。
サイコミュも切ってるし大丈夫だろう。
っていうかわざわざ切らなくても橙が切ってただろうし。
side out
大きな黒猫の姿をした一夏の体から半透明の一匹の猫が出てきた。
すると、一夏の姿が一瞬黒い闇に包まれる。
闇が晴れるとそこには手足のない、人の姿をした一夏が居た。
半透明の猫が体を丸めて一回転すると、そこには小さな女の子が立っている。
「………………」
橙は猫の姿のままの一夏の手足を掴んで、体から引き離した。
するとビーズクッションのようにグニャリと曲がった。
サイコシャードがディアクティブ、サイコミュが起動していない証拠だ。
「んぅぅ……」
一夏を抱いていた本音が、いっそう一夏を抱き寄せる。
一夏の顔が本音の膨らみかけの胸に押し付けられる。
橙が一夏の耳元に口を近づける。
「このクソリア充が。ロリショタ野郎、性欲魔神、巨根、女の敵」
と罵倒する物の、その顔は笑みを浮かべていた。
「本音が起きたらちゃんと構ってくださいね、ますたー」
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ