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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica48とても長い1日の終わり〜Prevention of a Rebellion〜
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ご、ごめん、アンジェ・・・」
「イリスのそんな疑問には私が教えてあげよう」
アンジェに謝ってるところにルミナがそう言って、わたしが気を失ってからの話をしてくれることになった。
「まず、今の時刻は午前0時ちょっとすぎ。で、今回のクーデターはもう鎮圧された。さっきまでミヤビが外との連絡係をしてくれていてね。プラダマンテの逮捕と、トラバント団長の死は憶えてる? あの後、あなたが呼んでいてくれたヘルブラウ・ヒビスクスの医療班がすぐに駆けつけてくれて、治療を施してくれたの」
その時には完全に意識を失ってたわ。リナルドの死亡は確定されて、プラダマンテは応援に来てくれた他の騎士隊の手によって逮捕されて、今は本部内の牢に入れられてるとのこと。
「イリス。アクアベール海での対艦戦の結果も判明してます。全艦を無事に撃沈できたというはやてから連絡が入ったと、先ほど報告を受けました」
「おお! そっか! 良かった、うん、良かった!」
そっちの方も気になってたから、みんなが無事で心底安心できた。胸を撫で下ろしてたわたしに、「ルシルからも連絡があったと、ミヤビから伺ってます」トリシュがそう言った。
「ホント!?」
「はい。北海ノーサンヴァラント海はオークニー諸島・ナウンティス島に存在していた大隊の本拠地での戦闘は終結。今現在、手の空いている騎士隊が管理局と共に、拉致されていた方々の保護、そして大隊メンバーの逮捕と連行、施設内の調査を行っています」
「あと、エグリゴリのフィヨルツェンの破壊も成し遂げたみたい。ただ・・・」
わたしにとっても嬉しい知らせを伝えてくれたセレスが言い淀んだ。みんなも俯き加減だったから、わたしは「ルシルかアイリに何かあったの!?」大声にならないように気を付けて問い質した。
「あ、2人は全然平気みたい。仮眠を取った後に調査のために本拠地に戻ったって、ミヤビが言ってたし」
「それならいいんだけど・・・。じゃあ何か他に問題が?」
「・・・大隊、そして新生ベルカ騎士団の中核メンバーと思われる、キュンナと・・・」
ルミナがモニターを展開して、キュンナともう1人、スキンヘッドの男の老人の画像を表示させた。老人についてはアインハルトの記憶の中で見た。だから「うそ・・・」絶句した。
「ええ。元イリュリア国騎士団総長、グレゴール・ベッケンバウワーです」
「本当に生きてたんだ、コイツ」
イリュリアのグレゴールが生きてる。この話は聖王教会内では有名な話だ。で、そんなグレゴールがどうかしたのかって話で。視線で話の先を促すと、キュンナとグレゴールが逃亡して完全に姿を晦ませたという内容だった。
「あちゃあ・・・」
「他のメンバーはほぼ逮捕して、騎士団と局の両方に連行した」
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