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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica48とても長い1日の終わり〜Prevention of a Rebellion〜
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、フィヨルツェンが代わりにテラフォーミングを行っているだろうからイリュリアへ行けばいい。そんなわけで今はただ、逃げて身を隠すことを優先する、という話になってくる。
「ではまずは、ミッド東部はバース地区の隠れ家へ向かい、そこの転送装置より第2無人世界セラタプラの兵器実験施設へ向かいましょう、陛下」
グレゴールがそう提案した直後、地下から地上へと向けて2人の間を強大な魔力が通り過ぎていった。敵意も害意もなく、ただの魔力流だった。
「陛下〜、総長〜!」
語尾を伸ばす特徴的な話し方でキュンナとグレゴールを呼んだのは、ミミル・テオフラストゥス・アグリッパ。真の名を、パイモン・エグリゴリ。コードネームはメル。ルシリオンとシェフィリスの生み出した“戦天使ヴァルキリー”が、ヴァナヘイムに洗脳されたことで生まれた第1世代の“堕天使エグリゴリ”の協力の下、イリュリア技術部が開発した第2世代の“エグリゴリ”の1機だ。
「連絡が取れなんだから、エグリゴリとして破壊されたのかと思ったぞ、パイモン」
「はい、破壊されずには済みましたわ〜。陛下と総長もご無事なようで何よりです〜」
2人の乗るリフトにミミルと、そんな彼女の使い魔であり、ミミルの造りだした第3世代の“エグリゴリ”でもある、ウサギ耳とモコモコの丸い尻尾を生やしたフラメルとルルスが降り立った。
残るまともな戦力はグレゴールと合わせて2人だけと諦めていたキュンナは、ミミルという戦力が無事だったことにホッと安堵した。
「まあよい。パイモン、フラメル、ルルス。我らはこれより東部へと逃れる。我と共に陛下を護衛するぞ」
「お願いしますね」
ようやくリフトが地上へと到達し、両側にスライドして開く仕組みの巨大な鉄扉の前に立つ。グレゴールが空間コンソールを展開して、鉄扉を開くためのコードを打ち込み、大きな音と共に鉄扉が左右にスライドし始めたそのとき・・・
「ぐおう!?」
グレゴールが前のめりに倒れこんだ。その様子にキュンナが目を見開き、グレゴールが倒れた原因へと目をやった。ミミルの手には、槍のように長い柄の先端に三日月状の剣身を持つグレイブ――神器・魔造兵装番外位“勝殺槍コスクラハ”が握られていた。
「パイモン・・・!? これは一体どういうこと!?」
「傷が再生しないのですね〜。ルシリオン君に何かされました〜?」
たった今自分が繰り出した斬撃で絶ち斬られた甲冑の隙間から覗くグレゴールの背中を見て、ミミルはそう尋ねた。不死性を有していたころであれば、致命傷を受けようとも瞬時に再生してみせたグレゴールだったが、今はもう再生する気配がない。
「パイモン・・・! おぬし、なんの・・・!?」
片膝立ちでミミルに向き直るグレゴールが、自分へ攻撃した理由を
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