武装換装
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中には俺たちのように魂を複数持つものもいる。
その中には入れ替わっている事に自覚がなく、その間の記憶は入れ変わった側にしか残らない場合もある。
そう言う意味では俺たちはかなり特殊なのかもしれない。
身体の所有権の割合は人によってランダムであり、5:5の場合もあれば1:9の場合もある。
俺たちは最初、5:5でバランスを保っていた。
だが、ある日を境にクソガキの力が弱まっていったのを感じた。
そしてあの野郎と殺し合ったあの日、アイツは身体の所有権を放棄した。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「オラッ!」
右装備全壊、左装備半壊。
「チィッ!」
左腹部裂傷及び打撲
HP損耗率62%、なおも継続中。
戦闘データ解析?????
「焔星剣流、一の太刀・・・」
解析完了?????
「昴ッ!!」
ガンッ!!
「なッ!」
斬撃から繰り出されるはずのない音にシオンは困惑した。
刃は掴まれ、タイミングは完全に読まれていた。
「ここまで我慢してやったんだ。いい加減俺も混ざっていいだろ?」
「お前ッ!?」
「こっから先、はッ!」
掴んだ刃を無理矢理引っ張り、目の前に来たシオンの顔面を思い切り殴り飛ばす。
小島の巨大樹に叩きつけられたシオンの意識は一瞬飛び、受け身を取れずそのまま地面に崩れ落ちた。
「第2ラウンドだ!!」
フラフラと立ち上がったシオンはニヤリと笑みを浮かべ剣を突き立てた。
「ハッ!上等じゃねぇか!」
Remaining until the update.....85%.....8...%
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