第33話
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!?――――――え。」
「こいつは…………」
銃声を耳にしたクレア少佐とレクター少佐がその場にかけつけたその時、アッシュはオズボーン宰相によって地に押さえつけられ、そしてユーゲント皇帝は心臓が撃たれた状態で倒れていた!
「ちいっ…………!」
「すぐに応急処置を!」
「救護班、急げ…………!」
「出血が多い!絶対に揺らすな!」
状況を見たレクター少佐は舌打ちをし、クレア少佐はユーゲント皇帝に駆け寄って応急処置を始め、二人に続くように現れた軍人達は慌ただしく動き始めた。
そして2時間後、エレボニア全土にユーゲント皇帝の銃撃事件と、その犯人がメンフィル・クロスベル連合に内通しているアッシュであると伝えられた――――――
同日、PM8:20――――――
ユーゲント皇帝銃撃事件を知ったオリヴァルト皇子達はヘイムダルに急行したが、ヘイムダルに近づくとオズボーン宰相の命令によってヘイムダル近郊を緊急警備している正規軍の空挺部隊に阻まれ、例え相手がオリヴァルト皇子率いるカレイジャスであろうと外出禁止令かつ外からも誰も入られないようになっている現在のヘイムダルに入る事は許可できないと言われ、仕方なくヘイムダルに入る事を諦めたオリヴァルト皇子達は可能な限りユーゲント皇帝銃撃事件についての詳細を調査し、今後自分達はどう動くかについての話し合いを始める為に各方面に連絡等をしているオリヴァルト皇子、ミュラー、サラ、アルゼイド子爵を待っているとオリヴァルト皇子達が部屋に入ってきた。
〜カレイジャス・ブリーフィングルーム〜
「――――――待たせたわね。」
「あ…………っ!」
「教官、殿下達も。」
「あれから何か進展はあったのですか!?」
部屋に入る際にサラがアリサ達に声をかけ、声をかけられたアリサ達はすぐに振り向き、オリヴァルト皇子達の登場にトワは声を上げ、アンゼリカは真剣な表情で呟き、ラウラは真剣な表情で訊ねた。
「銃撃犯のアッシュ・カーバイドは昏睡状態のまま鉄道憲兵隊の一時預かりとなったそうだ。ちなみにメンフィル・クロスベル連合の内通者という”真っ赤な嘘”だが――――――」
「先程クロスベル市のオルキスタワーにいるヴァイスハイト陛下に連絡を取った所、両帝国共にそのような人物は両帝国に所属していない上、そもそもクロスベル、メンフィル両帝国共に現時点でユーゲント皇帝陛下の暗殺指示を出していない所か、其方たちも知っての通り、メンフィル・クロスベル連合はミルディーヌ公女による交渉でユーゲント皇帝陛下を含めたアルノール皇家の方々を害する事は一切考えていなく、今回の件もアルスターの件同様エレボニア帝国政府による”言いがかり”であるという解答だった。」
「当然、通信でエレボニア帝国政府に撤回を要求したけど、受け入
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