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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
番外編 凛々しき女王は、身に刻まれた快楽に沈む
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の成果を証明するかの如く、夢中でアンジャルノンにキスの雨を降らせていた。

 桜色の艶やかな唇は、歪に吊り上がる強欲な唇へと吸い寄せられ――厭らしい水音と共に重なり、舌が絡み合い、唾液と唾液が混じり合う。
 きつく瞼を閉じ、頬を染め、恍惚とした表情を滲ませながら舌を絡ませ腰を振り、眼前のオスと情熱的に交わる今の彼女には――もはや女王としての凛々しさなど、微塵も残されていなかった。

「フフフ……ハハハハッ! いいぞ、すっかり覚えてしまったようだな! さぁまずは1発目だ、その子宮に一滴残さず注いでくれるッ!」

「あぁあぁあっ! あ、あぁあっ、あぁはぁあぁあぁあっ!」

 かつての女王が見せる、それほどの痴態を前にして。将軍としての地位も名誉も、相棒の鉄球さえも失い、獣欲だけのケダモノと成り果てたアンジャルノンは――生殖本能に己の全てを委ね、ラストスパートへと突入する。
 ふくよかな臀部をがっしりと掴み、決して逃すまいという執念を込めて、烈火の如く剛剣を突き込んで行く。子宮口を嬲り、抉り、弄ぶその抽送に、ジルフリーデは何度目か分からない絶頂を遂げ――弓なりに肢体を反り、胸を揺らし汗を撒き散らす。

「ぅおおおぉおッ!」

「ぅあぁあぁあっ……あぁあぁあはあぁあぁああんッ!」

 次の瞬間。

 これまで、誰の精も入ることを許されなかった、女王の子宮に。

「な、膣内(なか)に! 私の、膣内にッ――ぁあ、あぁああッ! はぁあぁあぁあぁああーッ!」

 獰猛な欲望に満ちた、白濁の奔流が注ぎ込まれていく。宣言通り一滴残らず、全てを出し切るまで。
 それは6年前、かつての彼女自身が危惧していたように。2度と戻れなくなる可能性を感じてしまうほどの、焼け付くような「熱さ」であった。

「んはぁあぁあうっ! はぁあぁうぅうぅっ! あ、熱、熱い、熱っ……ぃいいっ! ひぃぁあぁあぁああっ……!」

 双方は白と黒の体を隙間なく密着させ、暫し痙攣が止まらない肢体を寄せ合い――互いに汗だくになりながら、絡み合っている。このひと時の余韻に、浸るかのように。

「ふぁうぅっ!?」
「……ふふふ。何を休んでいる? まだまだ俺達のまぐわいは……始まったばかりだろうが! まだ、たったの1回しか出しておらんのだからなッ!」
「ぅあぁあぁっ! はぁあっ、あ――ひぃあぁあぁあぁあーっ!」

 だが、これは愛の営みではない。欲望しか存在しない、一方的な陵辱なのである。
 再び太さと硬さを膣内で取り戻したアンジャルノンは、余韻に震えていたジルフリーデに再び衝撃的な快感を叩き込むと、そのまま抽送を再開させて行った。淫靡に喘ぎ、乱れる女王はその攻勢に翻弄され、男にしがみつき「オンナ」としてよがり狂うしかない。

 ついにジルフリーデ
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