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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
第6話 気高き女騎士は、絶倫と執念に乱れ狂う
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、それすらも叶わなくなっていたのだ。

「あぁあぁ、はぁッ! あぁ、ぅあぁああッ……!」
「クッククク……いいぞいいぞ、もっと乱れろ、淫靡に狂え! あの日、悔しげに城から逃げて行くあんたを一目見た時から……ずっと、こうしてやりたいと思っていたのさ! この日のために準備して、溜めて(・・・)きた甲斐があるってもんだぜ!」

 扇情的な唇から漏れ出す甘い喘ぎ声と、その豊満な裸身から漂う匂いが、副官の昂りを高めていく。すでに鎧を脱ぎ捨て、彼女と同じく一糸纏わぬ姿となっていた彼は――その浅黒く逞しい肉体と黒光りする剛剣を、女騎士の前に見せつけていた。
 絶対にこの女を犯し、征服し、自分の子を産ませてやる。その欲望を纏い、突き出された剛剣から漂う強烈なオスの匂いが――媚薬効果によって高められたラフィノヴァの嗅覚を通して、彼女の肢体を芯から翻弄していく。

「ククク……さぁ、始めようぜぇ! 楽しい宴をなァッ!」
「なっ……や、やめろッ、やめッ……ひぃ、あ、ぁあッ、あぁああはぁあぁぁぅあぁああッ!」

 そこまで仕上げ(・・・)られてしまった彼女にはもう、抗う術などない。男を悦ばせるためだけに生まれてきたかのような、扇情的過ぎる裸身を襲う舌先の愛撫に、ラフィノヴァは甘美な絶叫を上げながらのたうち回る。
 唇も口の中も、首筋も鎖骨も腋も、たわわな乳房もその頂も、二の腕も掌も指先も、くびれも臀部も、秘所も。太腿も脹脛も、足の指先も、足の裏さえも。彼女の白い柔肌の全てを、余すところなく。ゾゴルドは舌を這わせ、舐めしゃぶり、むしゃぶりつく。
 何度彼女が絶頂し、快楽に打ち震え、秘所から愛液を噴き出そうとも。その執拗な責めは留まるところを知らず、欲望のままにラフィノヴァというオンナを味わい続けていた。

「はぁ、ぁあぁッ、あぁうぅッ……!」
「ククッ……いいぞ、誇り高い女騎士様も随分と可愛くなったもんだ。……そろそろ、本番(・・)と行こうぜ?」
「……ッ!? や、やめろ! 絶対にやめろ、そんなモノを私にッ――!」

 そしてついに、「本番」の瞬間が訪れる。白い太腿を掴まれ、「聖域」を大きく開かれた彼女の秘所に押し当てられた剛剣は、待ち侘びていたかのように雄々しくそそり立っていた。

「言っただろう? そう言われたら余計に――って、なァッ!」

「ひぁッ――あ、はぁ、あ、ぁあぁあぁあぁあぁああッ!」

 その勢いを止めることなど、出来はしない。欲望のままに動く「剛剣」に貫かれ、「聖域」を中心に広がる快楽の奔流に飲み込まれてしまったラフィノヴァは――あまりの衝撃に目を剥きながら弓なりになると、乳房を揺らして汗を散らす。
 そして絶叫のような嬌声を上げ、挿れられただけで、僅か一瞬だけ意識を失うほどの絶頂を与えられてしまうのだった。
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