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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
第6話 気高き女騎士は、絶倫と執念に乱れ狂う
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参り――!?」
――それが、大きな思い違いだったと気づいたのは。彼女が水浴び場から上がり、装備を整えようと鎧に手を伸ばした瞬間であった。
突如、彼女の全身を襲った激しい疼きと甘美な熱が、ラフィノヴァの全身に広がり――聖国最強の女騎士であるはずの彼女は、状況を理解する暇もなく膝を着いてしまう。
「な、なにがっ……起き……は、はぁ、はぁあぅううッ!?」
先程まで、彼女の肢体を苛んでいた媚薬とはまるで桁違いの衝撃であった。窓から差し込むそよ風が肌に触れるだけで、彼女の背は弓なりになり――反動によって、たわわな果実が上下に弾む。
「あ、あぁっ、はあぁああっ……!」
もはや鎧を着るどころか、身動きすらままならない。それほどの快楽に飲み込まれ、ラフィノヴァは身を震わせながらのたうちまわるしかなかった。
――その時。
「水浴び場で媚薬を洗い流せば、力を取り戻せる……とでも思ったか? 残念だったなァ」
「……っ! き、貴様はッ……!」
下卑た声に彼女が振り返った先に待っていたのは、屈強な肉体と紫紺の髪を持つ1人の帝国兵。彼の姿に見覚えがあるラフィノヴァは、激しい快楽に翻弄されながらも、鋭い眼差しで彼を射抜いている。
アンジャルノンの副官として、聖国騎士団を徹底的に痛めつけた帝国軍の幹部――ゾゴルド。彼の軍勢により多くの聖国騎士が斃れた日を、ラフィノヴァは昨日のことのように覚えていた。
しかしゾゴルドの方は、オスの欲望を煽る彼女の肢体にしか興味がないらしく――水を浴びる前よりも汗だくになり、淫らな匂いを漂わせている彼女を見下ろしながら、薄ら笑いを浮かべている。
「媚薬の香ってのは元々、液状だった薬を気化させたものに過ぎねぇ。だったら……その『原液』があるはずだよなぁ?」
「……! ま、まさか貴様……この水浴び場の水を全部……!?」
「将軍が媚薬の香でジルフリーデ姫を犯す、って言い出した時から分かりきってたんだよ。あんたなら媚薬にヤラれても撤退するより、ここで洗い流してすぐに戦線に復帰する方を選ぶだろう……ってなァ。あんた、死ぬよりイヤなことが山ほどあるってクチだろう?」
「よ、寄るな無礼者! 私に触るな――あっ、はぁあぁあぅうぅっ!」
「そう言われると、男ってのは余計に触りたくなるもんなのさ。覚えときな!」
ラフィノヴァの思考と行動を見越して、水浴び場の水を媚薬の香以上に強烈な「原液」にすり替えていたゾゴルドは――彼女の拒絶を愉しみながら、その柔肌を指先でなぞる。
たったそれだけの接触で、気高き女騎士は激しく仰け反り果実を揺らし、汗を飛び散らせ絶頂してしまった。普段の彼女なら、媚薬特有の匂いで容易く気づいていたところなのだが――すでに媚薬の香が全身に染みている今の状態では
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