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おっちょこちょいのかよちゃん
14 これからの町の為に
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方があの少年少女にあの石を託しました事は分かっています。なぜ彼らを選んだのですか?」
「それはな、我が尊敬する親分と同じ名を組織の名としてくれた事が嬉しかったのである」
「その気持ちだけですか?他にも理由がありますでしょう?」
「ああ、あるぞ。それはだな、彼らの体内には正義なる強さを宿している。その能力がある事を某は見ていたのだ」
「そうですよね、きっと彼らならこの世界を守れますよ」
「だな、では某は失礼しよう」
 石松は姿を消した。フローレンスもこの清水を離れる為に旅立つ。
(また、お会いする事になりますわね、山田かよ子ちゃん、冬田美鈴ちゃんも・・・)

 かよ子は杉山から石松という人物に出会って不思議な石の話を聞いていた。
(杉山君達のあの石も、この私の杖、すみ子ちゃん達がイマヌエルさんから貰ったあの武器も、そして私と冬田さんがフローレンスさんから貰ったこの羽根も・・・)
 かよ子はいずれは杉山達「次郎長」、すみ子達「義元」と共にアレクサンドルとアンナのようなこの世界を勝手に改変するような者と戦う時が来ると感じていた。だが、それまでこの生活を何とか取り戻さなければならぬと思った。この人生は止まる事なく続いているのだから・・・。
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