第31話
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を匿う事は当然だろう?」
「ア、”アルスターの民達を含めたラマール州の民達が戦後クロスベルの民達になる事が決定しているって事”って…………!」
「…………既に”メンフィル・クロスベル連合がエレボニアを降した後の取り決め”もされていたのか。」
ヴァイスの答えにアリサ達が血相を変えている中エリオットは信じられない表情で声を上げ、ミュラーは複雑そうな表情を浮かべて呟いた。
「…………先程アルスターの民達から、護送の最中にも襲撃があったとの事ですが、その襲撃者達は何者だったのですか?」
「護送の際に襲撃してきた者達は複数の猟兵団とその”雇い主”を含めた裏組織、そして結社”身喰らう蛇”の執行者達です。」
「なお、クロスベルで再びの襲撃をした猟兵団の詳細は”西風の旅団”、”赤い星座”、そして”北の猟兵”で、”身喰らう蛇”の執行者は”道化師カンパネルラ”と”劫炎のマクバーン”との事ですわ。」
「という事はゼノ達に加えて”星座”まで護送の襲撃に関わってたんだ。」
「しかもノーザンブリアの連中も雇われて2度目の襲撃に関わっていたとはね…………」
「それに結社のあの”劫炎”まで襲撃してきたにも関わらず、”アルスター”の民達が無事だったのは、リィン達やメンフィル・クロスベル連合軍が”劫炎”を退けた事にもなるということになるが…………」
「そんなとんでもない連中が纏めて襲い掛かってきたにも関わらず撃退できるなんて、どれだけとんでもない強さなのよ、メンフィル・クロスベル連合は。」
アルゼイド子爵の問いかけに答えたリセルとマルギレッタの答えを聞いたフィーとサラは複雑そうな表情で呟き、考え込みながら呟いたガイウスに続くようにセリーヌは疲れた表情で溜息を吐いた。
「そういえばZ組(お前達)の中には”西風の旅団”出身の者もいたな…………――――――襲撃の際に判明したのだが、”西風の旅団”出身であったお前にとって興味深い事実を教えてやろう。」
「…………何?」
ヴァイスに視線を向けられたフィーは真剣な表情でヴァイスを見つめ返したが
「襲撃した”西風の旅団”の者達の中に団長である”猟兵王”がいたぞ。」
「なお、”猟兵王”ルトガー・クラウゼルは”紫の騎神ゼクトール”の”起動者”である事も判明しました。」
「……………………ぇ……………………」
「何ですって!?」
ヴァイスとリセルが口にした驚愕の事実を知るとフィーは呆け、サラは血相を変えて声を上げた。
「”西風の旅団”の団長であり、フィーの育ての親でもある”猟兵王”…………確かフィーの話では2年前の”リベールの異変”で戦死したとの事だが…………」
「し、しかもそのフィーちゃんのお父さんが”騎神”の”起動者”でもあるなんて…………!」
「…………ちなみに何でその”猟兵王”とやら
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