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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第31話
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いる中トワは呆れた表情で指摘した。

「ハハ…………そういえば、そちらのマルギレッタさんだったか。マルギレッタさんも転生前のヴァイスの事を知っているような口ぶりだったけど、もしかしてマルギレッタさん達も…………」
「ええ、私を含めたヴァイス様の多くの妃達はヴァイス様やリセルさんのように”メルキア皇帝”だった頃のヴァイス様達の妃達がそっくりそのまま転生した者達ですわ。」
「まあ、私やメイメイ殿達のような長寿の異種族という例外もいますけどね…………」
オリヴァルト皇子の疑問にマルギレッタとリ・アネスはそれぞれ答え
「まさか妃の方々まで、ヴァイスハイト陛下のような転生した人物達だったとは…………」
「やれやれ、生まれ変わってもなお、同じ男性と結ばれる事を望んだリセルさんを含めた多くの女性達にモテる方法を本気で学びたくなってきたよ…………」
「…………貴様の場合は、それ以前に学ぶべき事があるだろうが。」
二人の答えを聞いたエマは驚き、疲れた表情で呟いたオリヴァルト皇子にミュラーは顔に青筋を立てて指摘した。

「…………ひょっとして、メサイア――――――いえ、メサイア皇女殿下をクロスベル帝国の”皇女”として陛下達の養子にされたのも、その関係ですか?」
「フッ、”半分”は当たっているな。――――――メサイアは並行世界の過去の俺とマルギレッタの娘でな。俺達の死後、”諸事情”で城に居辛くなって、出奔したメサイアは旅先の転移門の事故でこちらのディル=リフィーナに並行時間移動したらしくてな。例え並行世界だろうと、メサイアが俺とマルギレッタの娘である事は変わらないから、養子として迎えたのだ。」
(メサイアにそのような過去があったとは…………)
(それ以前に並行世界で、それも過去からの移動とか非常識過ぎる…………)
(というかメサイアって、元々お姫様だったんだね…………物腰や口調からして、上流階級出身の人だとは思ってはいたけど…………)
サラの質問に答えたヴァイスの答えを聞いて真剣な表情を浮かべたラウラの小声の言葉に対してマキアスは疲れた表情で答え、エリオットは目を丸くして小声で呟いた。

「それとオリビエ、お前の身近にも俺とはタイプが違うが、多くの女性の心を掴む男がいたのだから、女にモテたかったら、まずはそいつから学べばいいのではないか?」
「私の?…………あー…………もしかして君が言っている人物って、リィン君の事かい?」
ヴァイスの指摘に対して不思議そうな表情をした後すぐに心当たりを思い出したオリヴァルト皇子は苦笑しながらヴァイスに確認し、二人の会話を聞いたアリサ達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「ああ。何せあいつは現時点でメサイアを含めて8人もの女性を侍らせているのだからな。――――――おっと、リィンのハーレム要員になる事
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