第31話
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との事だが、予めルーファス・アルバレアの行動を予測して格納庫に先回りして格納庫にいる兵達を殲滅した後ルーファス・アルバレア達を待ち構えていたリィン達と戦闘になり、ルーファス・アルバレアがリィンに討ち取られ、アルティナ自身もリィンの仲間達との戦闘に敗北後リィン達に投降してメンフィルの捕虜になったとの事だ。」
「そしてメンフィルの捕虜になった彼女は自身が持つ情報を全てメンフィル軍に提供させられた後”ユミル襲撃”の際にエリス嬢を拉致した超本人である彼女に処罰をリウイ陛下達がリィンさん達”シュバルツァー家”の関係者に委ねた際、リィンさん達はまだ幼い少女であるアルティナさんを保護する為に”シュバルツァー家の使用人として働かせるという処罰内容”を名目にして彼女の身柄をメンフィル軍から引き取り、リィンさん達から身柄を引き取られたアルティナさんはシュバルツァー家の使用人としてリィンさん達をサポートする為にエリス嬢達のようにメンフィル軍の”義勇兵”としてリィンさんの部隊の所属する事になったのです。」
「そのような経緯が…………」
「しかも兄上はクロスベル侵攻軍の指揮を執る総司令の立場でありながら、自分だけ助かる為に戦場から離脱するという貴族としてだけでなく、帝国人として恥晒しな事まで行おうとしていたのか…………」
「ユーシス…………」
ガイウスの疑問に答えたヴァイスとリセルの説明を聞いたラウラは驚き、複雑そうな表情で呟いたユーシスの様子をエリオットは辛そうな表情で見つめた。
「…………それにしてもルーファス卿の行動を分析した上での待ち伏せか。今までのリィンらしくないやり方だな。」
「確かにそうですよね…………?状況が状況とはいえ、特別実習や内戦での作戦行動も奇襲ばかりだった上、そもそもそんな高度な戦術は2年生のわたし達ですらも習わない戦術ですし…………」
「…………多分だけど、リィンがそんな腹黒い作戦を思いつけたのは”もう一人のリィンの担当教官”の影響じゃないかしら。」
ミュラーの指摘に頷いたトワが戸惑いの表情で考え込んでいる中事情を察したサラは苦々しげな表情で推測を口にした。
「も、”もう一人のリィンの担当教官”ってセシリア将軍の事ですよね?」
「確かにその可能性が一番考えられるわね。あの女将軍はメンフィル軍の”総参謀”を任せられる事からして、戦術の知識は明るいでしょうね。」
「そしてそのような者から”軍人”として学ぶべき事を教わったリィンも間違いなく、セシリア将軍の薫陶を受けているのであろうな。」
「それは……………………」
「ま、セシリア将軍は軍の中でもトップクラスの地位についている”戦争分野に関してプロの中のプロ”なんだから、少なくても”教官としての能力”は遊撃士のサラじゃ逆立ちしてもセシリア将軍に勝ち目はない事は最初からわかりきって
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