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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第30話
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ーに滞在していたようですし…………」
ティーリアの質問内容を聞いた仲間達がそれぞれ声に出さず驚いている中ガイウスとフィー、ユーシスは真剣な表情で小声で呟き、エマは一瞬戸惑いの表情を浮かべた後すぐにティーリアとアルティナが知り合う心当たりを思い出してティーリアに確認した。

「はい。それで護送の最中に襲撃された時、アルティナさんもリィンさん達と一緒に襲撃した猟兵の人達と戦って撃退してくれたんです。後でリィンさん達やアルティナさんに話に聞いたら、アルティナさんもリィンさん達の仲間になったとの事です。」
「なっ!?それじゃあ”黒兎(ブラックラビット)”までメンフィル軍――――――リィン達と一緒にいるのか!?」
「”黒の工房”のエージェントの一人である彼女が何故リィン達の仲間に…………」
「やれやれ…………アルスター襲撃の”真実”を知る為に来たのに、次から次へと新たなる謎ばかりが増えていくね。」
ティーリアの口から出た驚愕の事実に仲間達が血相を変えている中マキアスは驚きの声を上げ、ラウラは真剣な表情で呟き、アンゼリカは疲れた表情で溜息を吐いた。

「…………二人とも、エステル達は今どうしているか、知らないかしら?できればあの娘達から色々と詳しい事情を聞きたいんだけど…………」
「エステルさん達は故郷のリベールに戻って確認しなければならない事があると言っていましたから、多分今頃はリベールなんじゃないかと…………」
「運悪くエステル君達とは入れ違いになったようだな…………」
「そのようだね…………フム、ロイド君達――――――”特務支援課”ならば何か知っているかもしれないが、彼らの拠点は帝都クロスベルだから、こちらから彼らを訊ねる訳にもいかないしね…………そういえば、ここを訪れた時から気になっていたが、メンフィル帝国軍がこの場所を護っているのはもしかしてエステル君達の手配によるものかい?」
サラの質問に答えたカイの話を聞いたミュラーは複雑そうな表情をし、オリヴァルト皇子は疲れた表情で呟いた後”太陽の砦”の出入口を守っていたり、砦周辺を守っている様子のメンフィル兵達に視線を向けた後カイ達に訊ねた。
「はい、エステルさん達からも、自分達の代わりに後でメンフィル帝国の兵士達をここで過ごす事になる僕達の護衛に向かわせる手配をするって言っていましたから、多分そうだと思います。」
「そうか…………色々と教えてくれてありがとう。町長にも後で事情を聞きに行くことを伝えてもらえないかな?」
「はい、お安い御用です!それじゃあ僕達は失礼します。行こう、ティーリア。」
「うん。えっと………調査、頑張ってください!」
そしてカイとティーリアはアリサ達から離れていった。

「殿下、先程の二人はカシウス卿のご息女――――――エステル殿達がメンフィル帝国軍
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