第30話
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ユーシスの疑問に答えたサラの答えを聞いたエリオットは驚きの表情を浮かべ
「ひょっとしたら”アルスター襲撃”でケガをした”アルスター”の人達もウルスラ病院で治療を受けているかもしれませんから、時間があったら後で訊ねるのもいいかもしれませんね。」
「そうだね…………まあ、まずは”太陽の砦”に急ぐとしよう。」
トワの提案に頷いたオリヴァルト皇子は先に進むように促した。その後クロスベルの領空に入ってベルガード門や帝都となったクロスベルを通過したカレイジャスは”古戦場”に離陸し、カレイジャスから降りたオリヴァルト皇子達が”太陽の砦”に向かい、到着するとそこには太陽の砦に出入りしたり、その近辺で生活している様子の”アルスター”の民達がいた。
同日、AM9:55―――――
〜太陽の砦〜
「あ……………………」
「”アルスター”の人達…………!」
「よかった…………皆さん、無事の様子ですね…………」
アルスターの民達の無事な様子を見たアリサは呆け、エリオットとエマは明るい表情を浮かべ
「どうやら”アルスター”の民達はエステル君達に守られた後何らかの方法によってここまで護送されたようだな。」
「ああ…………彼らが”第二のハーメル”の犠牲者にならなくて本当によかったよ…………ハハ…………彼らはエステル君達によって守られた上エステル君は”空の女神”の子孫でもあるから、まさに言葉通り”女神の御慈悲”かもしれいないね…………」
「…………けど、何で”アルスター”の人達がクロスベルまで連れて来られたんだろう?」
ミュラーとオリヴァルト皇子は安堵の表情を浮かべ、フィーは不思議そうな表情で首を傾げた。
「あれ?皆さんは…………!」
するとその時カイがティーリアと共にアリサ達に駆け寄った。
「カイ。それにティーリアも無事だったのだな。」
二人の無事な様子を見たラウラは静かな笑みを浮かべ
「はい。エステルさん達を含めた多くの人達の協力によって、僕達は九死に一生を得る事ができたんです。」
「えっと………Z組の皆さんはどうしてこちらに?確か今エレボニアとクロスベルは戦争状態に陥っていると聞いていますけど…………」
ラウラの言葉にカイは頷き、ティーリアは不思議そうな表情でアリサ達を見つめた。そしてアリサ達は”アルスター襲撃”の調査の為に”太陽の砦”を訪れた事を説明した。
「そうだったんですか…………昨夜の襲撃の調査の件でここに…………」
「エステル達が襲撃から貴方達アルスターの民達を守った事は聞いているけど、その後一体どうやって貴方達はアルスターから離れてクロスベルに移動したのかしら?」
「えっと………エステルさん達が私達を守ってくれた後、領邦軍が来てくれて、飛行艇で私達をエレボニアとクロスベルの国境まで
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