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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
ANSUR X其は苛烈なる疾風の化身なる者〜Fjortseng〜
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がそれに納得しているとは思えないが、俺には関係のない話だ。スルーの方向でいこう。

「まあいい。ベルカの大地を蘇らせるための魔力源にするために、俺をここで殺そうとしている。それがお前たちの計画なんだな?」

「ええ。それが、ベルカ再誕計画の要です。わたくしが身を置く最後の組織。役目を全うして見せましょう!」

“ハガウル”にアップルグリーン色の魔力弦を張り、同色の魔力矢を番えた。

「エヴェストルム。ゲブラー、イドフォルム」

二剣一対形態ゲブラーフォルムに変形させた“エヴェストルム”。そして両方の穂に刻まれたルーン文字に神秘の含まれた魔力を流して神器化イドフォルムへと昇華させる。

VS・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・
其は善性より堕とされし風獄の堕天使フィヨルツェン
・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・VS

「お往きなさい!」

――掃討猟蛇(ミュート・スレイヤー)――

「喰い散らかせ!」

――食い散らせ汝の嵐顎(コード・ルヒエル)――

射られた矢は9匹の風の蛇と化し、あらゆる方向から俺に襲い掛かってきた。俺は瞬時に後退し、前面に展開した円3枚より竜巻の龍を9頭と放った。蛇を噛み砕くべく雄叫びを上げて口を開ける龍。

「一気に畳み掛ける!」

『ヤヴォール!』

――力神の化身(コード・マグニ)――

上級自己強化術式を発動し、さらに雷撃系装備術式の「崇高神の威厳(コード・フィムブルチュール)!」を発動する。“エヴェストルム”ごと肩まで覆う魔力刃付き篭手、竜の脚状の脚甲、胴鎧の背部から妖精羽6枚を展開した。

――女神の疾翔(コード・グナー)――

「うおおおおおおおおお!」

空戦形態ヘルモーズ、閃光系装備術式フィムブルチュール、風嵐系装備術式アトリーズ、雷撃系装備術式スルーズ、この4つのどれかの形態時でのみ発動できる突進技グナーで、新たに矢を番えようとしているフィヨルツェンへと突っ込む。

「やはり接近戦を挑んできますか。わたくしのスペックからすれば正しい判断です」

“エヴェストルム”を持つ右腕を引き絞り、突きの構えを取る。フィヨルツェンは魔力矢を番えることなく逆手持ちして、刺突として繰り出した右の“エヴェストルム”の先端に打ち付けた。俺とフィヨルツェンの間で強烈な衝撃波が発生して、互いに「っく・・・!」後退させられた。

輝き流れる閃星(サピタル)!」

俺とフィヨルツェンの周囲に下級魔力弾2千発を展開し、空へと上がると同時に「ジャッジメント!」一斉にあの子へと発射。サファイアブルーの魔力爆発が連続で起こり、その衝撃と閃光に思わず目を細めた。

――嵐槍百花(クライシス・エア)――

そんな時に飛来す
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