暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第7章:神界大戦
閑話17「絶望の淵で」
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「(………なるほど……)」

 目的は、神の反射の特徴を掴むため。
 神が一喝するように力を放出し、同時に分身達の攻撃は反射された。
 だけど、見えた。反射のカラクリが。

「(遠距離攻撃はそのまま反射。物理はやっぱりちょっと違ったんだ)」

 予想通りなのか、“鏡”としての性質が強いらしい。
 ゲームなどでも、魔法などは反射されたりするが、あの神も同じなのだろう。
 もしくは、ゲームなどでの性質にあの神の“性質”が引っ張られているのか。
 まぁ、それはどちらでもいいだろう。
 問題となるのは物理攻撃の方だ。
 あれも、同じように反射しているかと思ったけど、そうではなかった。

「(ベクトルの反転による反射なら、物理攻撃も効かなかった。でも、あれは飽くまで“鏡”として反射している。だから、攻撃自体は通っている)」

 分身達の渾身の一撃は結局反射されて弾かれていた。
 でも、神も同じように仰け反っていた。
 まるで、衝撃までは反射出来なかったように。

「(……つまり、私が捨て身で攻撃すれば、ダメージは通る!)」

 反射してなお、返しきれない攻撃を叩き込めばいい。
 その際、反射で私の方もダメージを負うけど、まぁそこはしょうがない。
 これで、どうやって倒すかは分かった。

「(攻略法はこれでいい。後は……)」

 偽物の集中で、分身達が倒されてしまった。
 でも、対処法は分かっているから、やる事は一つ。

「(偽物達の攻撃を凌ぎつつ、捨て身で攻撃する!)」

 そのためにも、まずは偽物の包囲を何とかしないとね……!
















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