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ある晴れた日に
599部分:誰も寝てはならぬその十七
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知り合った面々も一緒にいる。男女問わずだ。
 そして未晴も。彼女の写真が一番多かった。幼稚園の頃からの彼女がいた。
「どうしたの、咲」
 その彼女に母親が声をかけてきた。
「ずっとアルバム見て」
「何でもないわ」
「何でもなくないでしょ」
 しかし母はこう言うのだった。
「それは」
「何でそう言えるの?」
「あんたの母親よ」
 彼女が言うのはこのことだった。向かい側のソファーに座ってそのうえで言うのだった。
「母親だったら知ってて当たり前じゃない」
「だからなの」
「そうよ。それでどうしたのよ」
 あらためて娘に言ってきたのだった。

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