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最も相応しい生贄
第六章
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「宜しくお願いします」 
 二人は神々の長にこう答えた、そしてだった。
 フナフプは昼の世界を照らすものになりシュバランケは夜の世界を照らすものになった、ここで二人はというと。
 それぞれだ、こう言い合った。
「俺は太陽だな」
「そして俺は月だな」
「これからはそうなってだ」
「そして働いていこう」
「父上の復讐も終わったしな」
「今度はそうして生きていこう」 
 こう話してだ、それでだった。
 双子は復讐を終えた後でそれぞれ太陽と月になった、マヤの神話である。復讐の為に生まれた二人が今人類に恵みの光をもたらしているという。それもまた人間の世界であるということか。


最も立派な生贄   完


                   2019・3・15
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