第二章
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その彼等が都知事選から彼等の主張と正反対の発言と政策を行う首相攻撃をしきりに行っていた。このこと自体は常だが。
首相が率いる与党への攻撃がしきりに繰り返されていてだった。
「酷いな」
「例によってな」
「また首相おろしかよ」
「都知事選にかこつけてな」
「何につけてもそればっかりだな」
「酉声にくっついているだけじゃないな」
「またやめろとか喚いてるぜ」
それはリアルでもだった、それでだ。
首相が選挙の応援演説に出ている時にだ、彼等は待ち構えていてしきりに抗議活動もっとはっきり言えばプラカードを出して野次を飛ばしていた。それで首相はその彼等を見てこう言った。
「こんな人達に負けるわけにはいかないのです」
「こんな人達!?」
この言葉を聞いてだった。
多くの者が反応を示した、ネットでは多くの者がだった。
その『こんな人達』の実態を既に知っていた、それでこう言った。
「あの連中かよ」
「プロ市民ばっかりだな」
「あと馬鹿学生の集団か」
「殴り隊とかだな」
極左運動家ばかりだと言うのだった。
「本当にこんな人達だよな」
「というかこの連中らしいことしてるな」
「本当にそうだな」
「演説の妨害とかな」
「相変わらずだな」
すぐにこう見破られて事実が拡散された、だが。
マスコミは違った、彼等はというと。
「こんな人達とは何だ!」
「市民の反論にそれか!」
「レッテル貼りだ!」
「驕りだ!」
「横暴だ!」
「首相は辞任しろ!」
こんなことを言い出した、そして国会でもだった。
マスコミと仲のいい野党が首相批判のネタにした、しかし。
ネットはそんな彼等を見てまた気付いた。
「まただよ」
「また偏向報道やりだしたな」
「連中の何が市民だよ」
「運動家だろうが」
「市民と運動家は違うだろ」
そこは明らかにというのだ。
「市民は普通の人達だろ」
「運動家はまた別だぜ」
「異論は認めないだろ」
彼等の方がというのだ。
「しかも連中暴れるしな」
「背後関係も胡散臭いしな」
「本当にこんな人達だな」
「しかもな」
ここでだ、当時首相が演説していた時に抗議をしていた市民団体、つまり運動家達がいた場所を見るとだった。
隣にマスコミの一団がいた、その状況を見てだった。ネットでは一斉に怒りの声があがって批判の声が殺到した。
「おい、隣同士かよ」
「最初からグルかよ」
「いつも通りだな」
「マスコミと運動家グルかよ」
「マスコミもこんな人達だな」
「本当にそうだな」
忌々しい声で話される、そしてだった。
マスコミのネットでの信頼はさらに落ちて話された。
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