12 決戦「次郎長」vs「義元」
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だぜ!!俺達が住むこの町をいつまでも守るつもりであの基地を貰ったんだ!今更何後悔なんかしてんだよ!」
「私は別に後悔なんて・・・」
「なら心配すんな!!」
「うん・・・」
かよ子と冬田はこの日も秘密基地の取り合いによる喧嘩を気にしながら下校していた。
「山田さあん、やっぱり先に高台に行って大野君達の喧嘩を止めた方がいいんじゃあ・・・」
「ダメだよ、私もそうしたいけど、また首を突っ込んでやられたら意味ないよ。フローレンスさんとイマヌエルさんが教えてくれるよ」
「う、うん・・・」
(杉山君、ごめんね、秘密を知って・・・。喧嘩を沈めてくれたら絶対に忘れるようにするから・・・)
かよ子は杉山への罪悪感を今でも忘れていなかった。
大野けんいち、さくらももこ、富田太郎、そして杉山さとしの四人からなる「次郎長」は高台に向かう。目指すは「義元」が乗っ取った自分らの秘密基地である。そこに組織「義元」はいた。
「懲りねえな、オメエら」
川村の言葉に杉山は返す。
「この前は油断しちまってが、今度は負けねえぜ」
「俺達宇宙一のコンビだって事証明してやるよ!」
大野は返上を誓う。
「お前も簡単にやられるなでやんす」
ヤス太郎はブー太郎に挑発した。
「望む所だブー」
「行くぞ!」
大野の掛け声で「次郎長」の四人は突進する。
「へへ、川村、バズーカで吹き飛ばせ!」
「おうよ!」
川村はバズーカの発砲の準備する。地面を爆破して彼等を吹き飛ばすつもりだった。
「させるか!」
大野が草の石を使う。周囲の草が伸び、川村の手足に絡まった。
「うわ、動けねえ」
「ヤス太郎、ほどけ!」
山口はヤス太郎に命じた。
「了解でやんす!」
ヤス太郎はパチンコを使う。
「『カッター玉』でやんす」
ヤス太郎はカッター玉で川村に巻き付く草を伐った。
「この野郎、俺のこの『硬直の矢』で動けなくさせてやるぜ!」
山口は矢を放とうとする。杉山に向かって矢は飛ぶ。
「そうはいかねえぜ!」
杉山はにやりと笑って雷の石を使った。矢は途中で止まり、電気の力を浴びる。そして山口の方へ矢は方向転換した。
「やべ、こっちに来る!」
「山口!」
川村は山口を襲う矢にバズーカを放った。矢は吹き飛び、地に落ちた。
「この『眠り玉』で眠らせるでやんす!」
ヤス太郎はパチンコで大野と杉山をを狙撃した。杉山は石の力で返り討ちにしようとするが、眠り玉は杉山の額に命中し、杉山は眠ってしまった。
「おい、杉山!」
「杉山君の敵とるブー!」
ブー太郎が水の石の力を使う。強力な水鉄砲を発射し、ヤス太郎を襲った。
「冷たいでやんす!」
「ヤス太郎!」
山口はブー太郎に矢を放つ。ブー太郎は今度は渦を作り出し、盾にして山
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