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ヘルウェルティア魔術学院物語
第四話「ステータス」
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筋力:C+ 俊敏力:B
魔術
・ファイアボール(下・火)
・フレアショット(中・火)
・アイスボール(下・水)
・サンダーボール(下・雷)
スキル
・魔力抵抗Lv10
・詠唱短縮Lv2
・見切りLv1
・回避Lv1

「しゅ、俊敏力以外B越え!?」

「凄すぎだろ!」

「で、でもなんでGクラスに…?」

俺のステータス情報にクラスメイトはざわめくが俺はそれよりも気になったスキルが一つあった。

魔力抵抗Lv10

これが俺の魔術師としての道を阻んでいる物だ。効果はその通り魔力に対する一切の抵抗。つまり魔術を使用する為に魔力を使おうとすると上手く練ることが出来ずそのまま霧散していしまう。だから魔力消費が少ない下級魔術を使用すれば俺の場合魔力抵抗を上回る魔力を使わなければいけないため上級魔術並みの魔力を使用せざるをおえない。中級魔術何て使用すれば二、三発で魔力が空となってしまう。

簡単に説明すれば土を丸めて球にしようとするときに俺がやるとほぼ水の泥水か水分がすっからかんの乾いた砂でやろうとしている状態だ。さらに言えばこのスキルは
レベルが上がりやすいのかどんどん上がっていき三年前にはマックスまでレベルが上がっていた。

これさえなければ俺は魔術師としてもっと成功していたかもしれない。まあ、そうなれば公国からはもっと早く出ていただろうしな。…いや、公国を出る前に殺されていたかもしれないな。祖国はそう言う国だからな。

「…成程、な。珍しいスキルだがかなり厄介だな。戻っていいぞ。次」

俺のスキルに気付いたのかディートハルト先生は納得し詳しい追及はしなかった。先生、先程は失礼しました。いきなり目の前で上級魔術並みの魔力を出せば誰だって驚きますよね。これ、もし俺が生徒じゃなかったら今頃拘束若しくは反撃が飛んできていたな。

そうやって俺のステータスで驚きはあったがその後は特に何事もなく順調に進み最後のルナミスさんの番となった。

ルナミスさんは細い手を水晶に乗せ既に見慣れた文字が現れる。しかし、今度は少し様子が違った。

ルナミス
体力:C− 魔力:B+
筋力:D− 俊敏力:C+
魔術
・アイスボール(下・水)
・ウィンドボール(下・風)
・グラビティ(下・無)
・ストーンウォール(中・土)
・ロックボール(下・土)
スキル
・翻訳Lv1(無効化)
・毒耐性Lv1(無効化)

呪い
スキル無効化

魔力はGクラスの中では俺の次に高く筋力や体力も女子という事を鑑みれば納得の数値だ。だけど、最後の呪いと言う文字が引っかかる。

呪いは確か禁忌の魔術や一部の魔獣の発する瘴気を浴び続ける事で発動する物だったはず。だけどルナミスさんは特に魔術学院、どころかベルンから
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