第六章
[8]前話
そうしたものを頼んでうえで飲んで食べて依頼を終えたことを祝っていると。
ホンワカの手にあるものが宿った、それが何かはすぐに彼の心に語り掛けてくる言葉が教えてくれてそれをそのままファラーに話した。
「これはヌートの書や」
「エジプトの天空の女神ですね」
「夜の力もあるな」
ホンワカは海老を食べつつ話した、シーフードだが漬けるソースの関係で赤ワインにもよく合っている。
「自分はスパイやからな」
「夜の力は」
「ほんまに有難い、この書は」
この新しい神具はというのだ。
「自分にスパイの知識を何でも授けてくれる」
「そんなものdすか」
「実際にな」
こう話した。
「勿論知力や政治力もな」
「上げてくれる」
「そうした神具や」
「それは有り難いですね」
ファラーはホンワカの話を聞きつつベイシを食べつつ述べた、こちらも赤ワインによく合っていた。
「まことに」
「そして神託を適えて」
ホンワカは赤ワインを飲みつつ自分の心に語り掛けてくる声の言葉をファラーに対してさらに話した。
「自分自身全体的に一回り強くなった」
「そうですか」
「ほな新しい神具と強うなった力で」
それでというのだ。
「この世界を救う為に働こうか」
「そうしていきますね」
「それが自分達星の者の務めやから」
「それだけに」
「そうしていこうな」
「はい、では」
「ここで飲んで食べて」
注文した料理そして酒を楽しんでというのだ。
「そうしてな」
「その後で」
「行こうな、とはいっても今回は随分馬に乗った」
慣れていないこれにというのだ。
「鉄道でも苦労した、他の移動手段でな」
「そちらを使って」
「次の場所に行こうな」
ホンワカは今は店の窓の外を見ていた、そこには海があり一隻の船が進んでいた。彼はそれを見てどうして次の場所に行くのかを決めた。
逃げ切ること 完
2019・7・28
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