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ある晴れた日に
585部分:誰も寝てはならぬその三
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を見た。それは。 
 横顔だったが見えた。一見整ってはいる。しかし何かえも言われぬどす黒いものがそこにはあった。それを咄嗟に感じてしまったのである。
 男はそのまま花を切り裂き続けている。身体からは尋常なものではないまでの妖気を放っていた。それを感じて足がすくんでしまった。

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