『ルイズが召喚したのが、クヌギダマだったら?』
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
これで最後だと放ったサモンサーヴァントによる、大爆発の跡に、なんか、コロッと転がっていた。
強いて言うなら、大きなマツボックリ。
グレー緑色のそれが転がっていた。
ゼロのルイズが、でっかいマツボックリなんて召喚したぞ〜っと、他の生徒達が馬鹿にしてくる。
ルイズは、唇を噛んだ。
そんなルイズに、コルベールがコントラクトサーヴァントの儀式を促す。
ルイズは、渋々、大きなマツボックリに近づいて、コントラクトサーヴァントの儀式に移った。
最後のキスをした時、ドカーーン!っと、マツボックリが爆発した。
もうもうと上がる煙が春風で晴れると、マツボックリに目があり、コロコロとルーンが刻まれる痛みに耐えていて、ルイズは、ケホッ…と煙吐いて髪の毛は、ボンバー、そして全身ボロボロになった状態で倒れた。
次にルイズが目を覚ましたら、保健室だった。
なんか、重い…っと思ったら、ルイズが被っている布団の上に、あの大きなマツボックリがいた。
凹凸の隙間にある二つの目が、ルイズを見ている。
コルベールが、だいじょうぶかと声をかけてきたので、ルイズは、だいじょうぶです…っと返事をした。
なんですか? このマツボックリは…っと、ルイズが聞くと、コルベールは、分からないと答えた。
こんなマツボックリみたいな形をしていて、しかも爆発する生き物など見たことがない。
傷が治ったため、保健室にいるわけにもいかないので、ルイズが保健室を出ると、ピョンピョンっとマツボックリみたいな形した生き物がついてくる。
部屋に帰って図鑑で調べても、このマツボックリみたいな形した生き物ことは分からなかった。
ルイズは、分からないので、そのままベットで寝た。
翌朝、マツボックリみたいな形をした生き物を連れて、授業に出た。
マツボックリなんて召喚してどうすんだよっと揶揄されるが、ルイズは我慢した。
そして、錬金の授業で失敗し、その大爆発に反応してしまったマツボックリみたいな形をした生き物まで大爆発し、教室はメチャクチャになった。
その後、爆発するマツボックリというレッテルを貼られ、近づく者はいなかった。
ルイズが落ち込んでいると、クヌギダマだ!っと驚いた声を上げたメイドがひとりいた。
捕まえて知っているのかと聞くと、気にぶら下がっていないのなんて初めて見ましたっと言われた。
この生き物名は、クヌギダマ。
ミノムシの一種で、通常なら気にぶら下がって餌の虫を待っているだけの生き物らしい。自分ではほとんど動かないそうだ。
なのだが、たまに落ちてきて不用意に爆発するた
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ