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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第29話
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、感激ですわ♪」
そしてエリスは威圧を纏った笑顔を浮かべてミュゼに問いかけ、それに対してミュゼは嬉しそうな表情を浮かべて答え、その様子を見守っていたリィン達は再び冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「クスクス、このままですと話は進みませんので”おふざけ”はこのくらいにして…………――――――メンフィル帝国軍に入隊した”本当の理由”はエリス先輩ご自慢の”灰色の騎士”様であるリィン少佐に私の魅力を知って頂いて、私もエリス先輩や姫様のようにリィン少佐の将来の伴侶にして頂く為ですわ♪」
「え”。」
「「「「……………………」」」」
意味ありげな笑みを浮かべて答えたミュゼの答えにその場が凍り付いたように固まった後リィンは表情を引き攣らせて声を出し、セレーネ、エリゼ、エリス、アルフィンは呆けた表情で固まっていた。

「という訳で私の事を知って頂く為に、今夜リィン少佐の部屋を訪れても構いませんか…………?」
「ちょっ、当たっている…………!頼むから離れてくれ…………!というか君とは今日会ったばかりなのに、何でいきなりそんなことを言うんだ!?」
怪しげな笑みを浮かべてリィンと腕を組んでわざとらしく胸を当ててくるミュゼの行動にリィンは慌て始め
「あぁ…………!わたくしもまだリィンさんと腕を組んだことがないのに…………!」
「ミルディーヌ!兄様から離れなさい!」
我に返ったアルフィンは恨めしそうな表情でミュゼを見つめ、エリスは真剣な表情で声を上げてリィン達に近づいてミュゼに注意した。
(うふふ、さすがご主人様♪この調子だと、まだ落ちていない自分の部隊の他の女の子達も落とすんじゃないかしら♪)
(しゃ、洒落になっていませんよ、その推測…………)
(あぁ…………!アルフィンに続いて更なる高貴なる身分の女性を惹きつけるとはさすがは更なる”英雄”としての名声を求めている我が主です…………!)
(お互いリィンと契約して日は浅いけど、ユリーシャって何気にベルフェゴールと考えが似ているような気がするのよね…………)
リィン達の様子を見てからかいの表情を浮かべたベルフェゴールの推測にメサイアは冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、嬉しそうに目を輝かせているユリーシャの様子にアイドスは冷や汗をかいていた。

「やはりリィン少佐は不埒ですね。」
「え、えっと………この場合はちょっと違うような気がするのですが…………」
「ハア…………兄様が”Z組”と決別すれば少しは兄様の”悪い癖”もマシになると思っていたのに、むしろ悪化しているじゃないですか……………………」
「”Z組”の女性の方でリィンさんに想いを寄せている人達が今のリィンさんの状況を知ったら、どう思うでしょうね…………?」
ベルフェゴール達のようにリィン達の様子を見守っていたアルティナはジト目で感想を
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