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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第28話
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大陸であれば、常にゼムリア大陸からの加護を受け続ける事ができる”との事だ。」
「……………………」
「ゼムリア大陸が空の女神に加護を…………」
「つ、つまり”空の女神”はゼムリア大陸自身から常に霊力(マナ)を供給され続ける事にもなりますから、アーツを始めとした魔法も無限に発動させる事も可能なのでしょうね…………」
「それどころかその話通りだと”空の女神”はゼムリア大陸の霊脈に直接干渉できるという事にもなるから、それこそ火山の噴火、大地震、津波等と言った”天災”を人為的に起こすことも可能なのでしょうね。」
「しかも戦士としての実力も計測不可能(アンノウン)クラスって、色々とふざけた女神だけど、実力は間違いなく化物――――――ううん、言葉通り”神クラス”のようだね。」
ミュラーの話を聞いて仲間達と共に驚いたアリサは驚きのあまり口をパクパクさせ、ガイウスは呆けた表情で呟き、エマは信じられない表情で呟き、セリーヌは目を細めて推測し、フィーは静かな表情で呟いた。

「フッ、さすがはエステル君やカシウスさんの先祖だね…………――――――そういえばミュラー。”空の女神”の話が出た時から気になっていたが、今回の戦争、”七耀教会”も信仰対象である”空の女神”とその一族が動かない以上、やはり彼らも和解に向けて動くつもりはないのかい?」
「…………今の所はどの勢力からも和解を求められていない事から”中立の立場を保つ為”に静観に徹しているとの事だ。――――――が、リベールに滞在している”空の女神”とその一族にまでエレボニア帝国の関係者が害を為そうとした場合、”エレボニア帝国にとって最悪の状況”に陥る可能性はありえると言っていたな。」
「エ、”エレボニア帝国にとって最悪の状況”って、今以上に最悪の状況って一体どんな状況なんですか…………?」
オリヴァルト皇子の質問に答えたミュラーの話が気になったマキアスは不安そうな表情で訊ねた。
「…………恐らく”空の女神”とその一族にエレボニア帝国が手を出した場合、七耀教会が”エレボニア帝国自体を外法”――――――いえ、神に仇なす”神敵”と認定してエレボニア以外の世界各国にエレボニア帝国を滅ぼす呼びかけをする事だと思うわよ。」
「エ、エレボニア以外の世界各国にエレボニア帝国を滅ぼすように呼びかけるって事は…………!」
「エレボニア帝国以外の全ての国家とエレボニア帝国による世界大戦が勃発してしまう事になってしまう事になりますよね…………」
「…………それどころか、”空の女神”の信仰が篤いエレボニア帝国内の国民や貴族達、それに軍人達まで暴動を起こす事でエレボニア帝国国内でも内乱が勃発する事も十分に考えられるな…………」
「はい…………もしそんな事が起これば、今度は軍人達に限らず、エレボニア帝国の平民、貴族問わずに去年の
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