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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第28話
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エプスタイン財団がその飛行艇の開発の協力を…………!?」
「それもアーティファクトを利用した飛行艇ですか………」
「という事はあのワジって守護騎士(ドミニオン)もその”天の(メルカバ)”って飛行艇も持っているんだ。」
サラの説明を聞いたアリサは驚き、エマが考え込んでいる中フィーは静かな表情で呟いた。

「ミュラー少佐はそのケビン神父という人物のお陰で我々と合流できたとの事だが、その神父のリベールの”用事”というのはよもや、現代のゼムリア大陸に降臨し、現在リベール王国の領土内に滞在しておられる”空の女神”関係なのか?」
「ええ、子爵閣下もご存知のように”アルスター襲撃”の件でリベール王国までエレボニア帝国との関係が緊張状態に陥ってしまった為、”七耀教会”はエレボニア帝国の諜報関係者やエレボニア帝国が雇った猟兵がリベール王国に潜入して”空の女神”やその一族を拉致し、政治利用する可能性を警戒して”空の女神”とその一族の護衛を増やす為にケビン神父達も”空の女神”達の護衛を担当する事になったとの事です。」
「エ、エレボニア帝国が女神様達を拉致して政治利用するって…………」
「まあ、”空の女神”は何といっても遥か昔からゼムリア大陸全土で崇められてきた唯一の”女神”なのだから、メンフィル・クロスベル連合、そしてリベールとも戦争するつもりでいるエレボニア帝国が掲げる”大義”として利用できれば、メンフィルはともかくクロスベル、リベールの国民達に衝撃を与えて両国を混乱に陥らせる事はできるだろうね。」
「うん…………それにミュラー少佐の話だと七耀教会はリベール王国が女神様を政治利用するような事はないと信じている事に対して、エレボニア帝国は女神様を政治利用しようとする事を疑っている事にもなるから国家間の関係が戦争状態になった際に”中立の立場”として仲介する立場である七耀教会――――――アルテリア法国にとってもエレボニア帝国の印象は相当悪い事になっている証拠だよね…………」
「それは…………」
アルゼイド子爵の質問に答えたミュラーの説明を聞いたエリオットが不安そうな表情をしている中、重々しい様子を纏って呟いたアンゼリカの推測に悲しそうな表情で頷いたトワの推測を聞いたラウラは複雑そうな表情を浮かべた。

「ああ…………二人の言う通り、七耀教会は既にエレボニア帝国を”要警戒対象”と見ているとの事だ。――――――最もケビン神父曰く、”空の女神”もそうだが”空の女神”の一族達も全員最低でも”執行者”クラスの使い手の為、例えエレボニア帝国の諜報関係者や猟兵が”空の女神”達を拉致しようとした所で全員”返り討ち”に遭う事は目に見えているから、無意味な心配だと苦笑していたがな。」
「め、女神様達が最低でも”執行者”クラスって…………!あの人達、そんなに滅茶苦茶強いん
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