第28話
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ンフィル・クロスベル連合と戦う可能性に発展する事は十分に考えられるだろうね。」
「しかもゼクス中将は第三機甲師団の団長だから、エレボニア帝国を守る為にいずれメンフィル・クロスベル連合とぶつかる事になるのだろうな…………」
「普通に考えて、今回の戦争、メンフィル・クロスベル連合が圧倒的に優勢なのはわかりきっていたから、そんなメンフィル・クロスベル連合につけば、メンフィル・クロスベル連合に送り出したヴァンダール家の二人の生存率も格段には上がる事になるとわかっていたから、あの二人をメンフィル・クロスベル連合に送り出したという訳ね…………」
ミュラーの推測を聞いたエリオットが不安そうな表情を浮かべている中、アンゼリカは重々しい様子を纏って呟き、ガイウスとサラは複雑そうな表情を浮かべて呟いた。
「…………それにしてもミルディーヌ公女が貴族連合軍の残党――――――いや、ヴァイスラント決起軍の”総主宰”か。聖アストライア女学院に在学していた頃の彼女とはアルフィン皇女殿下の縁でお前共々知人の関係だったが…………彼女には完全に欺かれていたようだな。」
「ハハ…………彼女もそうだがユーディット君も結果的にカイエン公の存在が隠れ蓑になっていたお陰で、私達にもそうだが宰相殿達の裏をつけたのかもしれないね。――――――そういえばミュラー、帝国軍を出奔した君はどうやってリベールに入国できたんだい?」
重々しい様子を纏って呟いたミュラーの言葉に疲れた表情で答えたオリヴァルト皇子はある事が気になり、ミュラーに訊ねた。
「ケビン神父だ。教会の情報網で俺の状況を知ったらしくてな。彼から用事で自分達がリベールに向かうついでに俺も教会が保有している飛行艇に便乗しないかと申し出てくれ、その申し出を受けた俺はケビン神父の飛行艇でグランセル近郊の街道まで送ってもらえた。」
「そうか…………ケビン神父が…………」
「あの…………七耀教会って飛行艇まで保有しているんですか…………?」
ミュラーとオリヴァルト皇子の会話内容が気になったマキアスは不思議そうな表情で訊ねた。
「多分その二人の話に出てきた神父は話の流れからして守護騎士でしょうから、”天の車”を使ってリベールに入国したんじゃないかしら?」
「”天の車”…………?」
「それに守護騎士というのは確か…………」
「”星杯騎士団”を束ねる12人の特別な騎士とやらか。」
セリーヌの話から出た聞きなれない言葉にトワが不思議そうな表情で首を傾げている中、ラウラとユーシスは真剣な表情で呟いた。
「”天の車”っていうのは守護騎士全員に与えられるアーティファクトを利用した特殊飛行艇らしくてね。エプスタイン財団の協力で作られたそうよ。」
「ええっ!?
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