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リュカ伝の外伝
父と娘と男と女A
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「(ゲラゲラ!!)彼女もいない童貞のお前に相談している時点で大して本気じゃないって事だよ!!」
ほら!被害が増した。

「うっ!…た、確かに僕に相談しても力にはなれなかったけど…コリンズ君は真剣だよ!それだけは間違いない!!」
煽られる形で擁護するティミー。
まだまだ役者不足ね!リュカには敵わない。

「お義父さん!俺は本気です!!本気でポピーを愛してます!この世界の何よりも!」
ムリね…相手が悪い…そんな事じゃ、この泥沼からは抜け出せないわ!
「口じゃぁ何とでも言えるよ。僕なんかは死にそうな試練を受けて、合格して他の女性と結婚できる様になったにも拘わらず、その女性を蹴ってビアンカと結婚したからね!僕の…口だけじゃない愛の証明さ!」
言っている事は格好いいけど、やってる事は娘の恋人を苛めているだけだから…
しかも、その娘も楽しんでいるし…
何考えてるの、あの娘?

「つまり、そんなお父さんの上を行けば良いのね!お父さんに勝てれば良いのね!!」
「え!?…ま、まぁそう言う事だけど…勝つってどういう意味?」
「そのままの意味よ!お父さんと戦って勝つ!首洗って待ってなさい!このヒョロ男を、最強の剣士にレベルアップさせてくるから!」
「ちょっと、戦うってそう言う意味!!僕、ヤダから!乱暴事、ヤダから!!」
「そっちの都合なんて知らないわよ!ほら、行くわよダーリン!ティミーも来なさいよ!!!親友のピンチでしょ!!」
そう言うとポピーは、ティミーとコリンズ君の手を引いて出て行ってしまった。

「お前…娘にどういう教育をしてるんだ?」
「どうって言われても…」
「今朝、俺の前に半裸で現れたんだぞ!コリンズとの事の後に…」
間違いなくポピーはリュカの娘ね!
マリーに悪影響が出なければ良いけど…

ビアンカSIDE END



<サンタローズ>
リュリュSIDE

先程、ティミー君とポピーちゃんが見知らぬ男の子と一緒に、サンチョさんの家に入って行きました。
?今日はお父さん来てないけど…
気になったので私も行ってみよ。


中では一人楽しそうなポピーちゃんが、マーサお祖母様に何かお願いしている最中でした。
「あ…ティミー君…こんにちは。今日はどうしたの?」
「あ!リュリュも聞いてよ!お父さんが、私とダーリンの交際を認めてくれないの!」

絶対嘘だ!
きっと自らこう言う状況にしたに違いない!
だって目が楽しそうだもん。

「あの…初めまして、リュリュです。ティミー君とポピーちゃんの腹違いの妹です」
「あ、どうも。コリンズです」
はぁ………きっと、ティミー君とコリンズさんは被害者ね。



話は大体分かったわ…
主犯格が二人、お父さんとポピーちゃん。
被害者はそ
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