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ある晴れた日に
570部分:鬼め悪魔めその六
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鬼め悪魔めその六

「かなり確かなんだろ、それは」
「そう言えるんだね」
「当たり前だ、俺だぞ」
 今の彼の言葉はかなり強引なものであった。
「俺と御前は生まれてからの付き合いだろうが。それで何でわからないんだよ」
「そう言ってくれるんだね」
「そうだよ」
 かなり強い言葉と表情で答えた彼であった。
「それで。どんな奴なんだよ」
「これまでの学校の動物が殺されたり公園で花が切り裂かれたり」
「っておい」
「それ!?」
 皆彼が話しはじめてギクリとなった。
「そっちかよ」
「まさか、そんな」
「それだけじゃなくてね」
 しかもだった。彼の話はさらに続くのであった。
「小さな女の子が襲われたりとか」
「それも」
「そいつだっていうの」
「それに」
 話す竹山も顔がさらに蒼白になっていく。聞いている彼等もだった。その顔をさらに青くさせ血の気を引かせてしまっていた。そのうえで話を聞いていた。
「その、監禁事件も」
「ちょっと待てよ、おい!」
 それを聞いた春華は思わず竹山に飛びかかりそうになった。
「今何て言ったよ!」
「ちょ、ちょっと春華」
「落ち着きなさいよ」
 右から凛が、左から静華が彼女を止めた。
「竹山は話してるだけよ」
「それだけじゃない」
「あっ、ああ。そうだったな」
 二人に言われて何とか落ち着きを取り戻したのだった。
「悪い、あんたは話してるだけだったな」
「いいよ。確かにとんでもない話だし」
 竹山も彼女の気持ちを察してこう言うだけだった。
「これはね」
「それでだけれど」
 場が落ち着きを取り戻したところで恵美が彼に問うてきた。
「その監禁事件もあれなの」
「相当怪しいらしいよ」
 彼女の問いに応えて言うのだった。
「実際のところね」
「犯人わかったってこと?」
 茜は眉を顰めさせて述べた。
「ってことは」
「犯人は証拠が完全に掴めないと犯人にならないよ」
 しかし竹山はその彼女に首を横に振って述べたのだった。
「完全にね。少しでも、一つでもずれたりしたら」
「それで駄目なの」
「それに」
 さらに言うのだった。
「それを揉み消す相手がいたら」
「親父かよ」
「その弁護士の」
「うん」
 それだと。坂上と佐々に答えたのだった。
「そういうことなんだ。何があってもその父親と色々な団体が揉み消してしまうから全く捕まらないし確かなことも表ではわからないんだ」
「けれどよくそれでわかったな」
「どうしてなんだ?」
「裏サイトも回ったんだ」
 そうしたと。今度は野茂と坪本に述べた。
「あまりいい方法じゃなかったけれど」
「それでか」
「そいつが未晴をなのね」
「よくも・・・・・・」
 一同、特に五人組のメンバーが強い
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