吉良吉影の父親(side:仗助)+(side:???)
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おおおおおおおおおおおお!!』
「はっ!?」
どこからか、おっさんの叫び声が聞こえて、弓と矢の、矢が消えた。
「矢が消えた!?」
「何かいるぞ、気をつけろ。」
その時、部屋の中にあった写真から、ジーッと写真が一枚出てきた。
すると、ブルー・ブルー・ローズが畳や天井から生えてきてカメラと写真を狙った。
カメラの写真がひとりでに、跳びはねて根っこから逃げた。
『これはぁ…、これだけは渡さん!! これは、わしの息子を守るために必要なんじゃ!』
「むすこぉ? ってことは…。」
「父親か。」
跳びはねて床に落ちた写真には、矢を握りしめている、喜廣が映っていた。
逃げた写真の親父をブルー・ブルー・ローズが追いかける。
『この根っこは何だ〜〜〜〜!! き、傷つけられたら、わしの魂のエネルギーが奪われるような気がする!! うわあああああああああ!!』
「ほ〜? ブルー・ブルー・ローズってのは、幽霊まで殺せるのか。」
「ならちょうどいいぜぇ。おい、根っこ! 遠慮無く追いかけろよ!」
『き、貴様らのスタンドかぁ!? 止めろ!』
「残念だけど、俺らも止め方知らねぇんだわ。じゃあな。肥やしになったあとで、矢は拾ってやるよ。」
『うおおおおおおおおおおおおおお!! こんなところでぇえええええええ!!』
写真が上から下から、右から左から、前から後ろから、根っこに取り込まれて逃げ場を失った。
「お〜い、何の騒ぎ?」
「うわっ! ブルー・ブルー・ローズ!」
「取り囲まれてんのか!? 今助けるぜぇ!」
「っ! やめろ、億泰!」
次の瞬間、億泰のザ・ハンドの右手がブルー・ブルー・ローズをごっそりと削り取った。
『い、いまだ!』
「あっ!」
ブルー・ブルー・ローズの包囲が消えた場所の天井の隙間から、写真が逃げていった。
「馬鹿野郎、億泰! 逃げちまったじゃねぇか!」
「えっ? えっ?」
俺が怒ってる間に、ブルー・ブルー・ローズは、消えていた。
俺らも…ブルー・ブルー・ローズに囲まれてて、動けなかったのもあるが、完全に油断してた……。
すると承太郎さんが、俺の肩を叩いた。
「待て。どうやらまだ終わっていないようだ。」
「はあ?」
「根っこが俺達を呼んでるらしい。」
言われて見ると、ブルー・ブルー・ローズの根っこがこっちだと言わんばかりに、フリフリ振られていた。
『は〜は〜は〜! さすがに野外までは…。げぇ!?』
あのオヤジの声が聞こえた。
家の塀のところで、ブルー・ブルー・ローズに襲われかけている写
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