第七千九百六話 白い魔物
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第七千九百六話 白い魔物
タイとベトナムは千葉市の野球場に行きました、するとタイはすぐに真っ青になってこんなことを言いました。
「何かいますね」
「うむ、私も感じた」
ベトナムも引いたお顔になっています。
「ここにはな」
「何といいますか」
「白い何かがいる」
「一体何かわかりませんが」
「まずは中に入ってみるか」
こうお話してでした。
二国で千葉マリンスタジアムに入ります、するとです。
一塁側に熱狂的な、サッカーのサポーターを思わせる人達がいました。二国はその人達を見て言うのでした。
「彼等だけではないな」
「はい、風もありますし」
「何か首位争いをするチームに祟る」
「そんなものがありますね」
「しかもだ」
ベトナムはさらに言いました。
「何故ここでも甲子園からの嘆きが聞こえる」
「あちらから確かに来ていますね」
あの濃霧コールドの悪夢の声がまだ残っています、この球場は実に色々なものがあるのです。
第七千九百六話 完
2019・7・25
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