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仗助にもしも双子の姉がいたら?ネタ
ブルー・ブルー・ローズ その2
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 あんな重傷なのにまったくパワーが落ちてないなんて! よっぽどの修羅場を潜ってきてなきゃできないことだよ!
 それにしても、足が…なんで、力が…!?

 足リナイ

「!?」

 ワタシ(私)は、マダ…

「うぅ…!」

 ソノ時ジャ、ナイ

「…くぅじょ…さ…、ひろせ…く…。」

 私は全身から力が抜けて、その場に倒れて意識を失った。




「……ちゃん! 姉ちゃん!」
「っ…、じょうすけ…?」
「だいじょうぶか!?」
「仗助…、私…、わ、たし…?」
 体に力が…入らない?
 まるで感覚が無い。
 仗助に頭を支えれた状態で、動かせる範囲で目を動かした。
「!?」
 私は目を疑った。
 私の体、服の上からブルー・ブルー・ローズの根っこが根付いていて、四肢を雁字搦めにしていた。
 あれ? でも、半透明? 実体がない?
「なに…コレ…?」
「ミナミ、動けないんだろ?」
「はい…。」
 空条さんは、すっかり完治していた。仗助が直したんだろう。広瀬君も。
「非常に…マズい状態だ。スタンドがお前の体を蝕んでいる。」
「…えっ?」
「理由は分からん。だが、この症状を俺は知っている。……スタンドによって“とり殺され”かけているぜ。
「なんでっすか!? ブルー・ブルー・ローズは、今まで、姉ちゃんに危害を加えるコトなんてなかったじゃないっすか!」
「だから理由は分からん。ミナミ…、俺の予想だが、お前の精神状態が極めて不安定なのが原因かも知れない。元々、ほとんど勝手に動き回る暴走した状態のスタンドだったんだ。いつ牙を剥いてきてもおかしくなかった。」
「不安定…? あっ…。」
 心当たりがあるとしたら…。

「キラさん…。」

「姉ちゃん…。そ、そうか、そういうことか!!」
「? どういうことだ?」
「あの殺人鬼野郎、吉良吉影って野郎は、姉ちゃんの文通相手と同一人物だったんすよ!」
「そ…、そういやそうだ! あのどっかで格好見たことがあるとはちょっと思ったけどよぉ!」
「なんて皮肉な運命なんだ…。そんな近くにいたなんて!」
「ぅう…!」
「姉ちゃん!」
「キラさんが…、どうして…。私は…、何も知らず…。何も…!! 私が気づいていれば…!!」
「姉ちゃんのせいじゃねぇよ。」
 仗助がギュッと抱きしめてくれた。
 でも、涙が止まらない。手が動かなくて、涙を拭うことさえできないなんて…。


 私は、その後病院に搬送され、空条さんが呼んだSPW財団の医療チームが病院に入って、24時間体制で健康管理をして貰える状態にしてもらった。
 あとで、聞いたことですが…、キラさん…吉良吉影は、顔
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