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仗助にもしも双子の姉がいたら?ネタ
ブルー・ブルー・ローズ その2
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いよ…。
「なぜ…君がここにいるんだい?」
 ドッと汗をかいた様子のキラさんの声が少し震えていた。
「み、ミナミさ…逃げ…、こ、いつ…は…。」
「お前は、黙っていろ!」
「ぐぇ!」
「その足をどけて!」
「ミナミさん…、悪いが今、とても…とりこんでいるんだ。後ろを向いて、この先の道の曲がり角を曲がって待っていてくれないかね?」
「…従うと…思ってる?」

 ヨクモ…

「頼むよ…。私は…、目撃者としなってしまった君を始末しなくないんだから!」
「あなたなの…? 空条さんと、広瀬君を……。」

 ヨクモ!

「君には、関係のないコトだ! 頼むからここを立ち去ってくれ!」
「広瀬君から足をどけろーーーー!!」

「吉良吉影…。それが…おまえの、本名だ。」

「ハッ!? 免許証…!」
 広瀬君がサイフから落ちていた免許証を見てそう言った。
「きら…よしかげ…。」
「うっ!」
「お前…、ミナミさんを殺したくない…んだろ…? これで…本名…しら…れて…、殺したくないミナミさんは、これでお前にとって始末すべき相手になってしまったぞ? ミナミさんを殺したくない、理由は、分からないけど…。」
「お…、き、貴様ぁ!!」
「お前は、馬鹿丸出しだ! 自ら弱点を、こんなちっぽけなガキにさらけ出したんだからな!」
「広瀬君!」
「ごめんね…。ミナミさん…、巻き込んじゃって…。由花子さんにも…ごめんって、言っといて…。」
「おおおおおおおおおおお!!」
 猫のような頭した人型スタンドが広瀬君に向けて拳を振り下ろそうとした。
 私が動こうとしたとき、急にガクンッと力が抜けた。

 こんな…時に……! なんで!?

 私の頭上で、ムハ〜っという息づかいが聞こえた気がした。

「!」
 キラさん…、否、吉良吉影が私の方を見て一瞬固まった。
 その直後、スタープラチナの拳が、あの猫のような頭した人型スタンドを殴った。
 吹っ飛んでいく、吉良吉影…。
 私は、力が抜けた足でペタンッとその場に座り込んだ。
「康一君……。君は精神的には、その男に、勝っていたぞ……。」
「くうじょうさ…。」
 空条さんは、全身から血をダラダラ流しながら立ち上がっていた。
 どうして…? なんで、今動けないの、私は!!
「き、貴様…、までもぉ…。」
「やれやれ…、よくイイ時計付けているな。だが、そんなことは気にする必要ないぜ。もっと趣味が良くなるからな…、お前の、顔面が。」
 ボロボロのスタープラチナの拳が、猫のような頭した人型スタンドを殴りまくった。あまりの速度と威力に、ダメージがフィードバックされ、吉良吉影がボロボロになる。
 すごい…!
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