565部分:鬼め悪魔めその一
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て」
「いいことだ、それは」
父親らしく温かい包容力を見せて娘に告げた。
「後はそれで自分で作れば満点だ」
「今朝の食事は半分は咲が作ったのよ」
しかしここで母がまた言ってきた。
「ジュースとハムエッグはね」
「おっ、そうだったのか」
「そうよ。最近毎朝そうしてるのよ」
「咲がだったんだ」
兄もこれには驚いたようだった。トーストを持つ手が止まっていた。
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